●無冠のシリーズチャンピオンが完全勝利で開幕戦を飾る
4連休初日となった7月23日、ドリフト競技の最高峰D1グランプリが滋賀県は奥伊吹モーターパークで今シーズンの開幕を迎えました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で5月に開催予定だった第2戦が繰り上がっての開幕戦となり、舞台となった奥伊吹モーターパークは冬期はグランスノー奥伊吹というスキー場で、今回はD1GP初開催の会場でした。
COVID-19感染拡大防止の観点から残念ながら今回は無観客での開催となり、エントラントをはじめとするすべての参加者が密接になる時間を極力減らすために1day開催としたため、初日となるこの日はトップカテゴリのD1 GRAND PRIXの走行は無く、その直下のカテゴリとなるD1 Lightsが行われました。
直下のカテゴリとはいえ、翌日のD1 GRAND PRIXにもエントリーしている選手を含めて総勢55台のエントリーがあり(当日の走行は51台)、人気・実力ともに国内最高峰シリーズにふさわしい戦いが繰り広げられました。
D1 LightsはD1 GRAND PRIXと同様、まずは予選とも言えるSolo Run(単走)でベスト16に絞られ、そこからトーナメント方式で2台が交互に先行と後追いを行って勝敗を決めるBattle Tournament(追走)によって優勝が決まります。今回優勝したのは昨年のD1 Lightsシリーズチャンピオン、180SXを駆る目桑宏次郎選手でした!
目桑選手は昨シーズンシリーズチャンピオンを獲得したものの優勝が1度もなく、まだLightsにやり残したことがあるという理由で今シーズンもD1 Lightsに専念することを決意したとのことでしたが、この開幕戦で単走・追走ともに優勝し早くも今シーズンの目標をひとつクリアしたのではないでしょうか。
この他、この日も走行した笹山栄久選手や川島将貴選手、蕎麦切広大選手などがエントリーしているD1 GRAND PRIXは、24日(金・祝)13:30からD1GP MOVIE CHANNELにてライブ配信される予定です。
(H@ty)
【関連リンク】
D1GP MOVIE CHANNEL
https://www.youtube.com/channel/UCRe3zfL2ercDMU8DX96UzMw