サーキット走行に適した迫力顔のトヨタ・カローラ 「Apex Edition」を限定発売

■ダース・ベイダー顔? 強面のカローラ セダン登場

トヨタ自動車の北米法人が「カローラ セダン」をベースにしたスポーツモデル、カローラ 「Apex Edition」を6,000台限定で発売すると発表しました。

カローラ 「Apex Edition」のフロントマスク

実はカローラ セダンのフロントマスクは日・米・欧でそれぞれ意匠が異なっており、米国向けには最も迫力のある意匠が採用されています。

カローラ セダン(米国仕様)
カローラ セダン(欧州仕様)
カローラセダン(国内仕様)

今回同社が発表したカローラ 「Apex Edition」は、サーキットのコーナーを最速ラップタイムで駆け抜けることができる手頃な価格のスポーツセダンを目指して開発されました。

TNGA-Cプラットフォームやマルチリンクリアサスペンション、169hpを発生する2.0Lのダイナミックフォースエンジンなどを採用しており、専用にスポーツチューニングされたマフラーがそのポテンシャルを最大限に引き出します。

カローラ 「Apex Edition」のリヤビュー

オリジナルモデルに対し、フロントバンパー両サイドのベゼル部やサイドスカート、リアバンパーにブロンズカラーのアクセントラインが設けられており、フロントスポイラー、リアディフューザー、オプション装備のリアスポイラーなどにより、高速走行時の車両安定性を向上。

足回りにはブレーキ冷却に配慮すると共に、約1kg程度軽量化を図ったピアノブラック仕上げの18インチアルミホイールを装備しています。

カローラ 「Apex Edition」のフロントビュー

10速パドルシフト付CVTに加え、120台限定でシフトダウン時のレブマッチング制御により、エンジン回転数を自動的に調整。スティックシフトプロのようなスムーズな変速を実現する6速M/T(6 iMT)モデルを用意。

サスペンションは、東富士試験場やアリゾナ試験場、テキサス州のMotorSport Ranchを含む、 世界中の様々なコースでの広範なテストを通じて動的特性を煮詰めたそうで、車高を15mm程度下げると共に、乗り心地に悪影響を与えることなくロール剛性をフロントで47%、リアで33%向上させています。

またパワーステアリング(EPS)についても、サスペンションの変更に合せてApex Edition専用に調整されています。

日本ではファミリーカー色の強いカローラ セダンですが、米国市場向けにはスポーティーカーファン層向けに特別モデルを用意するなど、トヨタでは「所変われば品変わる」的に柔軟な商品展開を図っているようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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