メルセデス AMG GT 4 ドアクーペが一部改良。対話型インフォテインメントシステムの「MBUX」を標準化【新車】

■「GT 63 S」にカーボンファイバールーフをオプション設定

メルセデス・ベンツが「レーシングアイコン、クーペ」と表現するメルセデス AMG GT 4 ドアクーペが、2020年7月17日に一部改良を受けました。

メルセデス AMG GT 4 ドアクーペ
メルセデス AMG GT 4 ドアクーペのエクステリア

メルセデスAMG GT 4 ドアクーペは、メルセデスAMG社が手がけるハイパフォーマンススポーツモデル。「究極のハイパフォーマンス」を誇りながらも、ロングノーズなどによるセクシーなデザイン、広いキャビンと4ドアによる高い実用性を兼ね備えています。

パフォーマンスやスポーティなエクステリアを求めながらも、日常生活での使い勝手にも高い利便性を求めるユーザーに応えるモデルになっています。

メルセデス AMG GT 4 ドアクーペ
メルセデス AMG GT 4 ドアクーペに標準装備された「MBUX」

今回の一部改良では、現行Aクラスから採用されている対話型インフォテインメントシステム「MBUX」が標準化されています。運転中でも「ハイ、メルセデス」と車両に話しかけることで、ナビやオーディオ、エアコンなどの操作をはじめ、メッセージ入力、読み上げ、気象情報、照明などもコントロールできます。

例えばクライメートコントロールで温度を下げる場合は、「温度 24 度」という明確な命令ではなくても「暑い」と発話すれば設定温度を下げてくれます。 ほかにも「目的地までの時間は?」などの質問にも答えてくれます。

「MBUX」は人工知能を活用し、ユーザーが次に何をしたいかを予測する機能が用意されています。例えば、定期的に決まった電話番号へ電話をするユーザーに対しては、その時刻になるとディスプレイに相手の電話番号を「おすすめ」として表示。また、決まった時刻にラジオを放送局に切り替えるケースでは、この切り替えを提案するという具合です。

●パノラミックルーフ、カーボンファイバールーフをオプション設定

装備では、広大な透過面積を誇り室内温度に影響の少ない断熱強化ガラスが使われたパノラミックルーフを「GT 43」と「GT 53」にオプションで用意。

電動ローラーブラインドを開ければ、キャビンに明るさと開放感をもたらすことができます。また「GT 63 S」には、レーシングカーにも採用される軽量かつ高剛性のカーボンファイバールーフがオプション設定されています。

メルセデス AMG GT 4 ドアクーペ
メルセデス AMG GT 4 ドアクーペのブランドプロジェクターライト

ほかにもブランドプロジェクターライトを「GT 63 S」に標準装備し、「GT 43」「GT 53」にオプション設定。同装備は、ドアの開閉時に足元を照らす装備で、ドアミラー下部にブランドプロジェクターライトが備えられています。

価格は、3.0Lの直列6直噴ガソリンターボを積む「メルセデス AMG GT 43 4MATIC+ (ISG搭載モデル) 」が1216万円、「メルセデス AMG GT 53 4MATIC+ (ISG搭載モデル) 」が1647万円。4.0LのV8直噴ガソリンターボの「メルセデス AMG GT 63 S 4MATIC+」が2437万円。

なお、3.0Lモデルのステアリングは、左/右ハンドルの両方が設定されていて、4.0Lモデルは左ハンドルのみになります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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