■1.8Lのハイブリッド、ガソリンエンジン仕様を設定
広々としたキャビンや乗降性の良さとクラストップレベルの荷室を用意し、ユーティリティ重視のパッケージング、デザインであることも写真からも伝わってきます。このあたりは、デザインコンシャスでパーソナル感を演出したC-HRとは異なる部分、差別化できているとも言えますね。
さらにトヨタは、カローラ クロスについて、「COROLLA MEETS SUV」をキーワードに、ユーザーの期待を超える「車格感(力強さを感じさせる外観)」+「ユーティリティ(使い勝手の良さ)」の両立を目指し開発したとしています。荷室容量はクラストップレベルの487L/440Lとアナウンスされています。
採用されたTNGA(GA-C)プラットフォームを使うことで、上質な走りや快適な乗り心地、高い静粛性を実現したそうで、これらはカローラシリーズなどの走りっぷりからしても想像できます。
なお、サスペンションは新型トーションビームサスペンションが採用され、大型で柔らかいブッシュを使い、安定したフラットな走りを得たそう。さらに、SUVらしい高いアイポイントによりブラインドスポットを低減し、広い視界を実現し、クラストップレベルの最小回転半径である5.2mによる取り回しの良さも特徴。
安全装備は、「Toyota Safety Sense 」などカローラシリーズと同様の安全装備を設定。「Toyota Safety Sense 」は、タイ仕様ハイブリッドHighグレードに標準装備されます。さらに、ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラート(タイ仕様ハイブリッドHigh/Midグレードに搭載)。
パワートレーンは、1.8Lガソリン、1.8Lのハイブリッドを設定し、NEDCモード燃費は、ハイブリッドモデルが98g/km、4.3L/100km、ガソリンモデルは150g/km、6.5L/100km(タイ仕様)と公表されています。
カローラ クロスの日本での発売の有無など詳細は明らかにされていません。C-HRとRAV4やハリアーの間をさらに埋めそうな車格ではあり、導入されればかなりのニーズがありそうです。
(塚田勝弘)