■撤退はデミオのOEM「ヤリス」。GRヤリスは新たに投入の噂
トヨタはニューヨークモーターショー2019にて、マツダ「デミオ」をベースとした「ヤリス ハッチバック」を発表しましたが、早くも米国市場から撤退する可能性があることがわかりました。
これは2月に登場した「TNGA-B」採用の最新ヤリスではなく、デミオのOEM車となるヤリスの方で、マツダ製の1.5リットル直列4気筒ガソリンを搭載、トランスミッションは6速ATと組み合わされ、最高出力106hpを発揮。駆動方式はFFです。
エクステリアは、フロントマスクにデミオと異なる専用デザインを与えられており、六角形のワイドなグリルやシャープなヘッドライトなど、トヨタらしいフロントエンドを特徴としています。
ヤリス ハッチバックの全長は4105mmで、ホイールベースは従来モデルよりも約60mm延長され、後部シートのフットスペースが大幅に向上しています。
しかしリアエンドデザインはデミオそのままで、実質的にはエンブレムが異なるデミオの印象は拭えず、市場のクロスオーバー人気の影響もあってセダンとハッチバックの売上が減少していることから2020年6月末で生産終了が濃厚だといいます。
ですが明るい話題もあります。ハイパフォーマンスモデルとなる「GRヤリス」の米国市場投入です。これまで米国では発売されないと噂されていましたが、最新情報では2021年内にも投入される可能性があるようです。
(APOLLO)