■エンジンスペックは、先代よりも15Nm向上の95PS/175Nm
2019年11月に日本に上陸したアウディA1は、2代目からは5ドアの「スポーツバック」のみで3ドアは廃止されています。フォルクスワーゲン・ポロとの兄弟車関係が、より分かりやすくなったともいえるかもしれません(初代もポロと同じプラットフォーム)。
一度走り出すとアウディらしい高い動的質感が味わえますし、内・外装の仕立てやフィニッシュレベルのお金の掛けた方が違うのも実感できます。
そのアウディA1スポーツバックに、自ら主力モデルと謳う「Audi A1 Sportback 25 TFSI」が追加されました。
従来の1.5L直列4気筒DOHCターボは、150PS/250Nmというアウトプット。今回追加された1.0L直噴ターボエンジンは、2015年に導入された先代のユニットよりも最大トルクが15Nm増強されていて、最高出力95PS、最大トルク175Nmを発揮。
●300万円を切るエントリーグレード
組み合わされるトランスミッションは、乾式デュアルクラッチの7速Sトロニックトランスミッションで、高出力と優れた実用燃費を両立したとしています。なお、WLTCモードは15.2km/L。
1.5Lモデルに対して価格的にも手が届きやすい主力モデルを導入することにより、さらなる拡販を狙うとしています。
価格は、Audi A1 「Sportback 25 TFSI」が294万円、「Sportback 25 TFSI advanced」が325万円、「Sportback 25 TFSI S line」が351万円。なお、1.5Lターボを積む「Sportback 35 TFSI advanced」は365万円、「Sportback 35 TFSI S line」は391万円です。
新型アウディA1スポーツバックは、95mm拡大されたホイールベースによって後席スペースが拡大し、居住性や積載性を高めると共に、アウディらしい高剛性ボディとフットワークの良さも魅力です。
もちろん、インテリアの質感向上にも抜かりはなく、バーチャルコックピットやタッチディスプレイ、スマートフォンインターフェイスなどの最新デジタル技術、上級モデル譲りの先進安全装備が用意されています。
駐車場や道路事情などにより「小さな高級車」を探している方には外せない選択肢といえます。なお、ボディサイズは、全長4040×全幅1740×全高1435mmとなっています。
(塚田勝弘)