■「GLA 45 S 4MATIC+」の最高出力は421ps
メルセデス・ベンツGLAは、コンパクトなボディサイズ、立体駐車場に入庫できる1510mmという低めの全高などにより、日本の都市部ででも取り回ししやすいことから人気モデルになっています。
ドイツ本国では2019年12月に新型が初披露されていて、この2代目は、ヨーロッパでは2020年4月末から発売されています。
気になるサイズは全長4410×全幅1834×全高1611mm(欧州値)で、全長は12mmショートになったものの全高は約100mmも高くなっています。全幅も約30mmワイドになり、特に日本市場では利点だったコンパクトなボディサイズが初代GLAから様変わりしています。
初代GLAは事実上、ほぼ5ドアハッチバックというフォルムにSUVテイストが加味されたモデルでしたから、SUVブームの中、BMW X2やアウディQ2などのコンパクトSUVと対抗するには、当然の進化といえるかもしれません。
このほど新型GLAにメルセデスAMGも追加され、ドイツで発表されています。メルセデスAMG仕様は2.0Lターボを搭載し、225kW(306ps)から310kW(421ps)までの出力を備え、AWD、8速デュアルクラッチトランスミッションが組み合わされます。
AMG仕様のモデルラインナップと価格は「GLA 35 4MATIC」が5万4204.5ユーロ、「GLA 45 4MATIC+」が6万2772.50ユーロ、「GLA 45 S 4MATIC+」が6万8365.50ユーロ。なお、NEDC燃費(新欧州ドライビング・サイクル)は「GLA 35 4MATIC」が7.5-7.4L/100km、「GLA 45 4MATIC+」が9.2-9.1L/100km、「GLA 45 S 4MATIC+」が9.3-9.2L/100km。
一気に洗練されたエクステリアやインテリア、「MBUX」などの最新のインフォテイメントシステムや安全装備など、一気に最新世代になったGLA。日本でも駐車場事情がクリアできればヒットしそう。
なお、日本への導入時期などは明らかにされていません。
(塚田勝弘)