レーシングドライバー・塚本奈々美がシルビアを相棒に選んだ理由とは?

●塚本奈々美のシルビア考&S14塚本奈々美ストリート号ギャラリー

ギリシャ神話に登場する清楚な乙女の名前がつけられながらも、猛々しいドリフトの世界を代表するマシン「シルビア」。私が出場しているドリフト大会では、参加全車両110台中75台がシルビアということもあったほど。

もちろん、ドリフトの世界最高峰イベントであるD1GPでも多くのトップドリフターがシルビアを駆り、シルビアは世界のドリフト界にはなくてはならない存在となっています。

ドリスピに登場!塚本奈々美S14ストリート号

私がドリフト競技車としてシルビアを選んだのは、D1GPドライバーの日比野哲也選手から数々のクルマにプロとして乗ってきた経験上、「初心者から上級者まで長く乗れて扱いやすい」とアドバイス頂いたからです。

初心者にとってはドリフトをコントロールしやすいバランスのクルマであり、上級者にとってはデータも豊富で、社外パーツが多いことが魅力です。特にドリフト競技の追走では接触も多く、中古パーツが割安で手に入るということが、未だにシルビア乗りが多い理由の一つだと思います。

中でも私はシルビアS14の前後バランス(SRエンジンの場合)が扱いやすいのが好みで、競技参戦車両だけでなくプライベートカーもずっとS14シルビアです。

私のプライベートS14は、有名クルマ系YouTuberさんとのDIY企画でレストアされ、今ではバンダイナムコの人気スマホゲーム「ドリフトスピリッツ」に「S14塚本奈々美ストリート号」として登場して多くの方にプレイを楽しんで頂いています。

今回は、私のシルビア考を「S14塚本奈々美ストリート号」と撮った写真ギャラリーと共に紹介します。

実車と共にモデル撮影

クルマを見てドキドキする。小さい頃 から持っているこの気持ちをたくさんの 人にも感じてほしい!

ドリフトは子供もお年寄りも、クルマに興味がない方でも楽しめて、感動を与えることができる。この競技を極めて、たくさんの方にワクワクドキドキしてもらいたい! そんな願望を持 ってドリフトを始めた私ですが、やるからにはやっぱり憧れのクルマがいい! と考えました。

ツァイト バックパック

私が学生の時に何度も読み返してはドキドキし、影響を受けた漫画「頭文字 D」。その中に出てくる佐藤真子が駆るインパクトブルーのシルエイティ(Sileighty)は硬派でめちゃクールで昔から憧れの1台でした。

ところが、シルエイティはニッサン180SXの車体にするS13シルビアの前部を接合したフロントスワップ車両で、「きっずはあと」の公式車両以外には存在せず、当然中古市場に出回っているシルエイティには競技車両として使えるものが存在し得るワケがなかったんです。

レイズのホイールがキラリと輝く

そんな折、タイミング良く2015年5月に映画『新劇場版頭文字D』の公開を控え、私が映画のプロモーションアンバサダーに就任することが決まり、そして私をモデルにシルエイティ乗りの佐藤真子のキャラクターが描かれて、同映画の3作目に登場することになりました。

こんな夢のようなお話の中、自分でシルエイティを実車に再現しようと思い立ち、ドリフト競技車両「イニシャルD インパクトブルー 773」を製作しました。

私はこのシルエイティとともにD1レディースリーグや中国・珠海のドリフトシリーズに参戦、TV番組やイベントなどにも多く出演し、そして今は群馬の峠の釜めし「荻野屋」さんの看板の前に常設展示されています。そう、コミックで真子ちゃんが池谷先輩と出会ったあの看板の前です。

最近では、頭文字Dの聖地巡礼の一つとして、海外からも多くの皆さんが私のシルエイティに会いに来てくれています。

エアバック再利用素材のトートバッグ♪

2016年からは、私は 「勝つためのマシン」としてS14シルビアを選び、国内のドリフト大会にシリーズ参戦、何度か表彰台にも立たせてもらいました。仕様としてはSRエンジン(2L)、タービンはGCG GTX3071R 、420馬力にLINKのコンピュータと、その当時ではまあまあの仕様でした。

塚本奈々美モデル撮影

一時期は競技用マシン、自家用車共にS14シルビアで、しかも同じカラーリングにして乗ってました(笑)が、競技マシンのカラーリングを一新する際に、自家用シルビアはさらにひと味違ったクルマに仕上げたいと思い、Rocket Bunny BOSS Ver.2ワイドボディキットをDIYして取り付けたのが、今回ギャラリーとしてご紹介している現在の「S14塚本奈々美ストリート号」です。

フルラッピングされたS14

日産のスポーツカーとしてはGT-RやフェアレディZがありますが、私としては頭文字Dで憧れたAE86がトヨタ86、スバルBRZとして復活してスポーツカーが市場で「復権」したように、生産が終了して15年経った今もなおドリフト車として活躍しているシルビアの新型モデルが発売され、スポーツカーブームが再燃することに大いに期待しています。

そして、新シルビアが出た際には、ぜひまた新しいシルビア企画をやらせて頂きたいと願っています。

ゴールドがアクセントのカラーリング

(レーシングドライバー・塚本奈々美 撮影:荻窪番長 撮影協力:ノイインテレッセ)

【関連リンク】

ノイインテレッセ
https://neuinteresse.com/

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