2019年度JNCAP・衝突安全性能評価においてダイハツ・ロッキーが同社2回目の「ファイブスター賞」を獲得

■100満点中85.7点で5つ星を獲得

2019年度の「自動車アセスメント」の評価結果が公表されました。日本自動車事故対策機構(NASVA/ナスバ)が行っている「自動車アセスメント」は、日本におけるクルマの安全性能の評価です。事故を未然に防ぐ技術を評価する「予防安全性能評価(141点満点)」「衝突安全性能評価(100点満点)」があります。そのほかの評価として、事故自動通報システム、チャイルドシート安全性能評価結果公開もあります。

なお、評価結果は「自動車アセスメント」無料配布の各種パンフレットや、NASVAのホームページ上で公開されています。

ダイハツ ロッキー
ダイハツ・ロッキーのリヤビュー

2020年5月27日、ダイハツは、コンパクトSUV「ロッキー」が衝突安全性能評価における最高評価「ファイブスター賞」を獲得したと発表しました。

2019年11月、トヨタ・ライズと共に発売されたコンパクトSUVのロッキー(トヨタ・ライズ)は、発売からヒットを飛ばしています。国土交通省とNASVAが実施した「2019年度JNCAP」衝突安全性能評価において、最高ランクの「ファイブスター賞」を獲得。

なお、100点満点中82.0点以上の場合、5つ星のファイブスター賞になります。ダイハツ・ロッキーは85.7点の評価を得ました。

ダイハツ ロッキー
ダイハツ・ロッキーのフロントビュー

「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」第2弾となるコンパクトSUVのロッキー(ライズ)は、取り回しのよい5ナンバーサイズながら、広い後席空間や使い勝手のいいラゲッジ、SUVらしい力強いデザインなどが人気の理由。

ダイハツ ロッキー
ダイハツ・ロッキーのインパネ

安全装備では予防安全機能「スマートアシスト(スマアシ)」が採用されています。JNCAPの衝突安全性能評価は、日本における交通事故の発生状況と装備、機能による被害軽減効果から、評価項目ごとの被害軽減効果を点数化されています。2018年度からは乗員保護性能、歩行者保護性能、シートベルト着用警報の3項目が評価され、100点満点で審査されています。

ダイハツ ロッキー
予防安全装備の「スマアシ」を採用

ロッキー/ライズは、「DNGA」の新型プラットフォームが採用されたことで、先述したように85.7点を獲得し、最高評価となる「ファイブスター賞」を受賞。なお、ダイハツ生産車が「ファイブスター賞」を受賞するのは、2016年度のAセグメントモデル「ブーン」に続いて2度目だそうです。衝突安全性能評価の85.7点は、フォルクスワーゲン・ポロ、メルセデス・ベンツCクラスと同じ点数になっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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