■対象は初年度登録後9年までのホンダ車
初年度登録からのクルマの年齢である「車齢」は年々延びていて、自動車検査登録情報協会によると2019年3月末時点で8.65年(乗用車)だそうです。
同協会によると、平均車齢は新車販売台数が減少して、クルマが長く使われると高齢化が進むと分析しています。逆に、新車が売れて販売台数が増え、高齢のクルマのスクラップや海外輸出が増えると若返るとしています。
その背景には、クルマが壊れにくくなったというのもあるはず。また、一部のマニアではあるものの、根強いクラシックカー人気や自動車メーカーなどが旧車やレストアなどの事業にも注力しつつある流れもあります。
新車登録から13年を経過すると自動車税が高くなるなど、日本の自動車税制には疑問点・問題点が山積しているものの、1台のクルマを大切に乗り続けるのは、スクラップなどの環境負荷を減らすことにもなり、エコなのは間違いないでしょう。
それでも、昔から「部品取り」などの言葉があるようにパーツの確保で苦労するケースも少なくありません。
●検索したパーツはディーラーで購入・取付が可能
ホンダアクセスは、2020年5月26日、ホンダ車の中古車・既販車に適用できる純正アクセサリーとその在庫を確認できるシステム「用品適用検索システム」を一般公開しました。
これは、2018年7月からホンダの販売会社で運用が開始されていたシステムの一部が一般公開されたものです。新車から愛車を大切にしている人や、中古車を購入したユーザーにも豊富な純正アクセサリー(用品)情報を提供するのが狙い。
ホンダアクセスが手がけるホンダの純正アクセサリーは、フロアカーペットマットやドライブレコーダーなどの比較的手軽なアイテムをはじめ、ドレスアップを楽しめるエクステリアパーツ、収納や積載のためのインテリアパーツまで幅広いアイテムをモデルごとに用意しています。
純正アクセサリーは新車購入時に装着する人が多そうですが、納車後や中古車にも装着が可能。オーナーのライフスタイルの変化などに対応する幅広いラインナップが美点です。
このほど、一般公開された用品適用検索システムは、車台番号(フレームNo)を入力することで、愛車に取り付けできるホンダ純正アクセサリーが検索できるシステム。商品の画像、価格、在庫状況の確認ができます。さらに、該当車種の純正アクセサリーカタログも閲覧できます。
検索可能なモデルは、初年度登録後9年までのホンダ車で、現在の「平均車齢」が8.65年ですから、一般的には多くのクルマをカバーできそう。
システム上で確認した純正アクセサリーは、ホンダのディーラーで購入・取付できるので便利です。なお、今回紹介したシステムは、Honda認定中古車「U-Select Web」など、下記のURLから利用できます。
(塚田勝弘)
【関連リンク】
用品適用検索システム
https://sfh.honda.co.jp/T001Action.do
ホンダアクセス公式サイト(近日公開予定)
https://www.honda.co.jp/ACCESS/
https://www.honda.co.jp/ACCESS/auto-archive/