■リヤクォーターウィンドウも脱着式で開放感の高さも両立
「Jeep」ブランドの中でも高い悪路走破性とタフさを物語るエクステリアなどにより人気のジープ・ラングラー。現行JL型は、2018年のローンチエディションから日本に導入されています。
中でも人気なのが高い乗降性と居住性などの実用性を備えた5ドアのアンリミテッドで、最小回転半径は先代の7.1mから6.2mと大幅に小さくなっています。
現行型でも同クラスのSUVと比べても小回りが利く方ではないものの、先代では切り返しが必要な場所でも1回で回れるようになったシーンも多いはず。
また「3ピース モジュラーハードトップ」は、先代よりも軽くなり、大人2人なら比較的楽に脱着できます。
■96km/h以下なら走行中でも開閉可能
そのジープ・ラングラー・アンリミテッドに、300台限定車の「ラングラー・アンリミテッド・サハラ 2.0L・スカイワンタッチパワートップ」が加わり、6月6日から発売されます。
ボディサイズは全長4870mm×全幅1895mm×全高1860mm。
同限定車は、「スカイワンタッチパワートップ」というグレード名からも分かるように、ボタン操作ひとつでルーフが自動開閉する電動開閉式が採用されています。
ルーフの開閉に要する時間は約20秒と短く、しかも時速約96km以下であれば走行中でも操作可能なため、すぐにオープン/クローズできます。
「スカイワンタッチパワートップ」は、サンルーフのように頭上だけを開くといった使い方も可能。カタログモデルの「3ピース モジュラーハードトップ」は、先代よりも脱着しやすくなったとはいえ、脱着したことがある方なら利便性の高さは、お分かりになるはず。
さらに、後方側面のリヤクォーターウィンドウは脱着式になっていて、取り外せばさらなる開放感が得られるため、オープンエア感覚は十分に味わえそう。なお、取り外したウィンドウは専用バッグに入れ、後席背面に収納できるそう。
同限定車のベース車は「アンリミテッド・サハラ2.0L」で、2.0L直列4気筒ターボは最高出力272ps・最大トルク400Nmを発生。組み合わされるトランスミッションは、8速AT。
主な装備は、LEDヘッドライトや18インチアルミホイール、8.4インチタッチパネルモニター付オーディオナビゲーションシステム(Uconnect)、ヒーテッドステアリングホイール、前席シートヒーター付レザーシートなど、充実していて快適なドライブをサポート。
また、ブラインドスポットモニターやParkSenseフロント/リヤパークアシストなどにより、取り回しと安全に貢献します。
「ラングラー・アンリミテッド・サハラ 2.0L・スカイワンタッチパワートップ」のボディカラーは、現行JL型ラングラー初採用となる「サージグリーン(限定150台)」をはじめ、「パンプキンメタリック・クリアコート(同100台)」と、「ブラック・クリアコート(同50台)」の3色。価格はいずれも620万円です。
(塚田勝弘)