■フランスの“はたらくクルマ”テイストがオシャレな限定車
フランス本国では、主に「はたらくクルマ」として、日本では主に乗用MPV・ミニバン的な使い方がされているルノー・カングー。限定車などにより、個性的なボディカラーや仕様なども選べるのも人気の理由でしょう。
中でも定番の限定車である「クルール」は、前後バンパーがブラックになり、専用ボディカラーとのコントラストが楽しめる仕様。ブラックバンパーが道具感を醸し出していて、好みのエクステリア、カラーというファンも多いようです。
2020年5月21日から200台限定で発売された「ルノー カングー クルール」は、専用ボディカラーの「グリ アーバン(グレー) 」をまとっています。同色は、フランスの街並みに溶け込んだ「はたらくクルマ」のルノー カングーをイメージしたそう。
エクステリアは、ブラックの前後バンパーやブラックドアミラーはもちろん、こちらも「クルール」でお馴染みのボディ同色フロントグリルブレードが用意されています。
ベース車は、2ペダルのデュアルクラッチトランスミッションである「EDC(エフィシエントデュアルクラッチ)」が搭載された「ルノー カングー ゼン EDC」で価格は264万7000円。なお、ベース車の価格も同価格になっています。
カングーのライバルとして、シトロエン・ベルランゴやオンライン予約をすでに終了したプジョー・リフターが上陸し、フランス製MPVの注目度が高まっています。
初代よりも大きくなった2代目の現行カングーは、全長4280×全幅1830×全高1810mmというサイズで、ライバルよりひと回り小さく、比較的取り回ししやすいのも美点です。もちろん広い車内や荷室などを備えて、ファミリーやアウトドアニーズに応えてくれます。
(塚田勝弘)