■直6ガソリンモデルの駆動方式はFRで、トランスミッションは8速AT
BMWの最上級クーペ/カブリオレである8シリーズ(グラン クーペも用意)は、7シリーズのプラットフォームを使って仕立てられ、約19年ぶりに復活を果たしています。
全長4855×全幅1900×全高1340mm、ホイールベース2820mmという、低く構えた巨体が特徴で、7シリーズやX7と遜色のないオーラを放っています。
クーペ/カブリオレらしいスタイリッシュなフォルム、ディテールが目を惹くモデルで、7シリーズやX7とは異なるラグジュアリー感をたたえています。
さらに、BMWらしい走りの良さが身上で、今回、BMW自慢の直列6気筒BMWツインパワーターボが搭載された「新型BMW 840iクーペ/カブリオレ」がラインナップに追加されています。
ほかにも4.4L V8・3.0Lの直列6気筒ディーゼルエンジンが設定されています。直列6気筒エンジンは、BMWのモジュール化戦略に沿った最新のパワーユニット。
「シルキー6」の愛称で知られる3.0Lの直列6気筒ガソリンターボは、最高出力340PS(250kW)/5000rpm・最大トルク500Nm/1600-4500rpmというアウトプットで、0-100km/h加速5.0秒を誇ります。
同エンジン搭載仕様の駆動方式はFRになり、サイズを感じさせないフットワークと高速ドライブを得意とするグランドツアラーとしての顔を併せ持っています。組み合わされるトランスミッションは、8速スポーツAT。
3カメラとレーダーによるセンシングが特徴の先進安全装備は、事故回避ステアリング付の衝突被害軽減ブレーキをはじめ、アダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクション、そして高速道路での渋滞時に使える「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」も搭載されています。
そのほか、AI技術を使った音声対話システムの「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」、スマホ連携機能などが用意されている「BMWコネクテッド・ドライブ」なども用意されています。
価格はクーペの「BMW 840i」が1193万円、「BMW 840i M Sport」が1319万円。カブリオレの「BMW 840i Cabriolet」が1292万円、「BMW 840i Cabriolet M Sport」が1404万円です。なお、デリバリーは6月からの予定となっています。
(塚田勝弘)