特別なボディカラーが設定された世界限定100台のロータス・エリーゼが日本でも発売【新車】

■ロータスのF1ファン必見の特別なカラーリングが4パターン

英国本国で発表されていたロータス・エリーゼの「クラシック・ヘリテージ・エディション」が日本でも2020年5月15日から受注を開始しました。

世界限定100台という希少モデルである「ロータス・エリーゼ・クラシック・ヘリテージ・エディション」は、トヨタ製1.8Lスーパーチャージャーエンジンが搭載された「エリーゼ・スポーツ 220Ⅱ」がベース。

1トンを切る924kgのボディに220ps/250Nmを誇るスペックは数値以上に軽快感があり、ロータスらしいフットワークの高さが身上です。

ロータス エリーゼ
ロータス・エリーゼの「クラシック・ヘリテージ・エディション」

ロータスがF1などのモータースポーツ界で輝かしい歴史、実績を残してきた名車のカラーリングをモチーフとしているのが特徴。

ロータス エリーゼ
カラフルなカラーリングが目を惹く「レッド/ホワイト/ゴールド」

●日本仕様はクラリオン製オーディオ、エアコンを標準装備

ボディカラーは2トーンか3トーンで、メインのボディカラーに加えて、ドア後方に太めのデカールが配された「ブラック/ゴールド」「レッド/ホワイト/ゴールド」「ブルー/レッド/シルバー」、そして「ブルー/ホワイト」の4パターンが用意されています。

ロータス エリーゼ
「ブルー/レッド/シルバー」の「クラシック・ヘリテージ・エディション」

中でも有名な「ブラック/ゴールド」は、エマーソン・フィッティパルディが1972年のF1で5回の勝利を獲得した「Lotus Type 72D」にオマージュが捧げられています。

ロータス エリーゼ
「ブラック/ゴールド」のサイドビュー

「レッド/ホワイト/ゴールド」は、デイモン・ヒルの父親であるグラハム・ヒルが、1968年にF1で戦った「Lotus Type 49B」のカラーが反映されています。

「レッド/ホワイト/ゴールド」のサイドビュー

「ブルー/レッド/シルバー」のカラーリングも名車から採用されています。

天才・ナイジェル・マンセル、貴族の末裔のエリオ・デ・アンジェリス、そしてF1とインディカーでチャンピオンを獲得したマリオ・アンドレッティが1980年にレースをした「Lotus Type 81」をイメージしたそう。

ロータス エリーゼ
各ボディカラーに組み合わされる「インテリアパック」によりカラフルな内装も特徴

最後の「ブルー/ホワイト」は、1960年の「Lotus Type 18」に捧げたモデルで、現在から60年前、故サー・スターリング・モスがロータスとして初のF1ポールポジションと初勝利を獲得した記念すべきモデル。

ロータス エリーゼ
「ブルー/ホワイト」のサイドビュー

同限定車の特徴は、カラーリングだけでなく、ヘリテージ・コレクションであることを記念して、ビルドプレートがダッシュボードに配置されています。

ボディカラーと同様に、内装も華やかな雰囲気が漂います。

「インテリアカラーパック」が標準装備され、ボディカラーに合わせたアッパードアトリムとシートセンターインサートを用意。さらに、上記の各モデルを象徴するカラーとコーディネイトされたギヤセレクターサラウンドとダッシュボードも特徴です。

ほかにも、「ブルー/ホワイト」の仕様にもレッドアルカンタラのシートセンターが配されます。

ロータス エリーゼ
「ブルー/レッド/シルバー」のインテリア

日本仕様は、オプションである装備が標準化されます。クラリオン製のCD/MP3/WMAオーディオ&4スピーカーとエアコンを日本向けに標準化。

さらに、クルーズコントロール、超軽量の鍛造「ブラックダイヤモンドカットアルミホイール」や2ピース・ディスクブレーキ、フルブラックカーペットとブラックカーペット(フロアマット)を標準装備。

ほかにも、オプションとしてハードトップ(ディーラーオプション)、リチウムバッテリー&コンディショナー、チタニウムエキゾースト、10スポークの軽量鍛造「グロスブラックアルミホイール(無償オプション)」が設定されています。

「ブルー/レッド/シルバー」のサイドビュー

日本仕様の気になる価格は、いずれのボディカラーも759万円(税込)。ベース車である「エリーゼ・スポーツ 220II」のエントリー価格の682万円よりも77万円のアップながら、110万5500円相当のオプションが加えられています。

このオプションは、オプション価格として計算できるアイテムのみで、専用デカールなどの特別装備は含まれていないそうです。日本に割り当てられる台数はアナウンスされていませんが、世界限定100台というレアなモデルなので気になる方は急いだ方がいいかもしれません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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