●自動車メーカーが自宅で楽しめるコンテンツを提供
現在、世界中で猛威を振るっている新型コロナウィルスの影響で自動車業界も大きな影響を受けており、日本含め世界中のカーイベント、モータースポーツイベントが軒並み延期または中止に追い込まれています。
そういった困難な状況の中でアウディジャパン株式会社は、近年注目を集めている仮想(VR)空間を使った大型イベント「バーチャルマーケット4」で最新モデル体感イベントを展開しています。
そもそもVRとは「HTC Vive」や「Oculus Rift」に代表されるVRヘッドマウントディスプレイを装着することで現実世界の様に仮想空間のコンテンツを楽しめるのです。そして「バーチャルマーケット」というのは、VRコミュニケーションソフト「VRChat」を基にした世界最大級のVRイベントで、43の企業と1400に及ぶ一般クリエイターサークルが参加し、様々なVRコンテンツを体感できます。
その中で東京をイメージしたVR会場「パラリアルトーキョー」にて、今年後半日本導入予定の電気自動車「Audi e-tron Sportback」の3Dモデルを会場内の数カ所に配置。モデルを選択するとアウディブースに転送されます。
ブースのデザインは、2019年1月より期間限定でドイツ・ミュンヘン空港内に設置した、e-tron体験施設「メテオライト」を再現したものになっているようです。
中に入るとAudi e-tron Sportbackが展示されており、スクリーンではプロモーション映像が再生されています。このAudi e-tron Sportbackには乗り込むことができ、試乗や常駐している説明員から車両解説を受けられます。
建物から出て外にあるAudi e-tron Sportbackに近づいてクリックすると転送元に戻りますが、クルマの上にある看板に注目。
看板には洋服、レーシングスーツのイラストが書かれており、それぞれをクリックすることで現実世界でのAudi e-tron Sportback試乗の申し込み、メルマガ登録ができます。
申し込み、登録をすることでVRChatでの世界の自分である「アバター」に着せることができる「Audiオリジナルレーシングスーツ」、「AudiオリジナルTシャツ」を入手可能です。
この「バーチャルマーケット4」は、5月10日23時まで開催されており、参加方法についてバーチャルマーケット公式サイトにて案内されています。
また今回紹介したイベントは、VRヘッドマウントディスプレイを使用しなくても楽しめますので気軽に来場することができます。
(栗原 淳)
【関連リンク】
バーチャルマーケット | VRChatでのアクセス方法
https://www.v-market.work/v4/access