トムスが使い捨てマスクの再利用を可能にする除菌コーティングスプレーを発売

■光触媒技術を活用した除菌コーティングスプレーがマスク不足を解決

日本のみならず、中国をのぞいて世界的なマスク不足が深刻化する中、トヨタやミシュランなどの異業種である自動車産業などもマスク生産に乗り出しています。先駆けて生産を開始したシャープは、販売サイトにアクセスしにくいなどの状況が続いています。ほかにも、パナソニック(コネクティッドソリューションズ社)も自社のクリーンルームを活用して、主に社内向けのマスク生産に乗り出すと発表しています。

こうしたマスク不足に対して、アルコールによる洗浄や煮沸・洗濯など、限られたマスクを工夫して再利用している方も多いはず。国から配布されたガーゼマスクも繰り返し使えると謳っています。

トムス 除菌コーティングスプレー
「TOM’S CLEAN COATING36」の「330mlボトルスプレータイプ」

そんな中、トムスは光触媒技術を活用した「除菌コーティングスプレー」の販売を4月23日に発表しました。カビ対策の総合専門会社である、ハーツリッチのハーツクリーン事業部研究開発チームの協力を得て、「酸化チタン・銅イオン・銀イオン」を添加した光触媒技術により、従来品の光触媒製品よりも10倍以上(ハーツリッチの従来品との比較)の除菌力を持たせることを実現したそう。トムスは、クルマ好きならご存じのとおりトヨタ車のアフターパーツ、コンプリートカー販売、セミワークスとしてモータースポーツなどで活躍しています。

●菌やウイルスを99.99%除去

感染症の原因となる菌やウイルスを99.99%除去できるという「除菌コーティングスプレー」。酸化チタンの大きさを特殊工法により1ミクロンから0.5ミクロンにすることに成功したことで、光触媒の反応率を飛躍的に上昇させたとしています。

これにより、これまでの光触媒製品では実現することのできなかったLEDライトの光にも反応。分解力(消臭力)では、従来品の5倍以上を謳っています。マスクを約550回、除菌可能で、使い捨てマスク、布マスクに対応。光触媒の働きで、シュッと一吹きするだけで使い捨てマスクの再利用が可能になります。再利用を安全に促進することで、マスク不足の解消をサポート。

トムス 除菌コーティングスプレー
「TOM’S CLEAN COATING36」の「330mlボトルスプレータイプ」の価格は、9,800円(消費税別

さらに、光触媒の力で高い除菌効果が維持し、日頃接触の機会が多いドアノブや取っ手などの室内空間や、マスクや車内、カーテンといった布製品など、継続的な除菌を行いたいカ所に使用できます。

先述したように、新型コロナウイルスの影響で、感染予防策としてマスクの着用が世界中に広がり、慢性的なマスク不足の解消の目処は立っていないのが現状です。そのような中、異業種のさまざまなメーカーがマスク製造に乗り出していますが、トムスは自動車用品事業の一つとして、主にクルマの車内で利用するための除菌・防菌の商品化を以前より推進してきました。その過程で、今回の商品開発に繋がる製造元との出会いがあり、マスク不足を違う側面からサポートできる商品化の企画を進めてきたとしています。

「TOM’S CLEAN COATING36」の「330mlボトルスプレータイプ」の価格は、9,800円(消費税別)。販売サイトは、トムスの公式通販サイトおよび取扱店です。

(塚田勝弘)

【関連サイト】

TOM’S公式通販サイト
http://www.shop-tomsracing.com/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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