■コムテックから2カメラ式ドライブレコーダーが登場
以前お伝えしたように、ドライブレコーダーの人気は前後2カメラ式が中心で、高価格帯モデルが売れているようです。では、メーカー別の人気ランキングはどうなっているのでしょうか?
「BCNランキング」の調べによると、2020年04月06日~04月12日の販売データで1位はJCVケンウッドの前後2カメラドライブレコーダー「DRV-MR745」、2位はコムテックの「ZDR-015」、3位はJVCケンウッドの「DRV-340」、4位はコムテックの「ZDR025」、5位もコムテックの「ZDR-022」とコムテックが続いています。
ここ数年の日本製のドライブレコーダーは、コムテックとJVCケンウッドが人気を牽引していて、ユピテルやパイオニア、ダイヤモンドレコード針で知られるナガオカ(ナガオカトレーディング)製のドライブレコーダーも人気を集めています。
●前後カメラ共にフルHD200万画素、HDRを搭載
人気メーカーであるコムテックの新製品、前後2カメラ式の「HDR963GW」は、前後フルHD200万画素、HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載の上位モデル。ケンウッドの大人気モデル「DRV-MR745」に対抗するドライブレコーダーといえるでしょう。
新機能として、フルHD200万画素の前後2カメラにより走行時、駐車監視中も前方・後方の録画が可能です。前方・後方の録画映像は、本体の液晶画面やパソコンで確認できます。なお、取付ける際は、フロントカメラとリヤカメラを付属のカメラケーブルで接続する必要があります。
さらに、GPS警報機能も搭載されています。本体に登録されたデータにより「逆走お知らせ」「事故ポイント」「ヒヤリハット地点」安全運転をサポートします。また登録されたデータは無料で更新できます。先述したように、前後カメラ共にフロントカメラ、リヤカメラにHDR機能が搭載され、白とびなどの明暗差を補正し、逆光にも強くあらゆるシチュエーションで安定した映像を記録できます。
オプションとして駐車監視機能を用意(別途配線コードが必要)。イグニッションオフでも最大12時間、映像の記録が可能。衝撃を検出すると衝撃前後の映像を記録します。ほかにも「ワンタイム駐車監視モード」を搭載。こちらは、通常駐車監視機能をオフに設定していても、一時的に駐車監視モードに設定することができます。
加えて、機械式立体駐車場や振動の多い場所、風の強い日など、衝撃を検出しやすい場所へ駐車する際に一時的に駐車監視モードを解除する機能なども用意。新機能として、本体に登録された盗難多発エリアで駐車すると自動的に駐車監視機能がオンになる「駐車監視エリア」機能もオプションで対応しています。
そのほか、事故などで電源が切断してもスーパーキャパシタによりファイルの破損を抑え、記録した映像を保護する機能、起動時にmicroSDHCカードをチェックし、カードが破損していた場合は液晶表示で異常を知らせて撮り逃しを防止できる「SDカードチェック機能(撮り逃し防止)」を搭載。事故などの大きな衝撃を受けた際、録画を自動で停止し、重要な映像を上書きすることがない「緊急録画停止機能」なども用意されています。
コムテックの「HDR963GW」の価格は35,800円(税抜き)です。
(塚田勝弘)