トヨタ救急車の安全装備がアップデート。デジタルインナーミラーやパノラミックビューモニターをオプション設定【新車】

■「Toyota Safety Sense」、VSC&TRCなどを標準装備

トヨタ・ハイエースの一部改良と同時に、トヨタ救急車の一部改良が行なわれ、6月26日に発売されます。

トヨタ 救急車
ハイエースと同時に一部改良を受けたトヨタ救急車

今回の一部改良では、ベースのハイエース同様に、車両後方のカメラ映像を映し出すデジタルインナーミラー、車両を上から見たような映像をナビゲーション画面へ表示するパノラミックビューモニターをオプション設定。患者室で遮られる後方視界など、目視しにくい周囲の安全確認をサポートし、視認性を向上させています。

トヨタ 救急車
パノラミックビューモニターをオプション設定

また、衝突回避支援パッケージの「Toyota Safety Sense」や、VSC(車両安定制御システム)&TRC(タイヤ空転抑制機能)などを標準装備。「Toyota Safety Sense」はミリ波レーダー+単眼カメラ方式、昼間の歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)、オートマチックハイビームの3つの先進安全機能を組み合わせ、衝突回避や衝突時の被害軽減をサポート(レーダークルーズコントロールは装備には含まれない)するパッケージです。

トヨタ 救急車
「Toyota Safety Sense」や、VSC&TRCを標準装備

さらに、路車間・車車間通信を活用し、対向車、歩行者情報などをドライバーへ注意喚起するとともに、サイレンを鳴らしている際に、緊急車両の存在を周囲の車両へ通知する運転支援システム高度道路交通システムの「ITS Connect」をオプション設定するなど、走行時の安全性をより高めています。ほかにも、トランスミッションが6速化されたことで、静粛性を高め、より滑らかな走りを実現しています。

トヨタ 救急車
救急車の後方視界をサポートするデジタルインナーミラー

トヨタ救急車の価格は、9人定員の2WDが5,645,000円、4WDが5,953,000円。トヨタ救急車・ハイメディックの8人定員の2WDが11,590,000円、4WDが11,898,000円。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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