トヨタ・ダイナ(2t積載系)が一部改良。衝突被害軽減ブレーキの性能を向上

■新たに夜間の歩行者と昼間の自転車を検知

2020年4月9日、トヨタはダイナ2t積系を一部改良し、5月1日に発売すると発表しました。

今回の一部改良ではプリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ)の検知機能を向上させ(LPG車および消防車シャシーを除く)、車両や昼の歩行者だけでなく、新たに夜間の歩行者と昼間の自転車も検知対象になっています。

トヨタ ダイナ
2020年4月9日、トヨタ・ダイナ2t積系が一部改良を実施

さらに、電動パーキングブレーキのレス仕様をオプション設定(ダブルキャブ車を除く)することで、選択肢が拡大しています。「はたらくクルマ」の先進安全装備の標準化も急務で、社会的要望に応えるものといえます。

トヨタ ダイナ
地面に敷く道板の長さを短くすることで軽量化が図られている

また、TECS(メーカー完成特装車)では、ベース車と同様の改良が施されると共に、車両運搬車の「スライドキャリア エスライド SS-02F(架装メーカー:タダノ)」では、荷台へ車両が乗り込む際に使用する、地面に敷く道板(みちいた)の長さを短くすることで軽量化。さらに、車両の積み下ろしでの作業性を高めるなどの改良を受けています。

トヨタ ダイナ
ダイナ・カーゴの標準キャブ・標準デッキ・フルジャストロー・2t積みの外観

価格はディーゼルエンジン車が4,876,000円〜5,768,000円。LPG車が3,839,524円、TECS 主要車型の価格帯が 7,657,000円~7,943,000円。ディーゼルエンジン車で、車両運搬車(架装メーカー:タダノ)が7,657,000円となっています。

なお、同モデルは2011年6月に登場。先代同様に日野デュトロのOEM版です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる