先行予約で大好評! 新型ディフェンダーの受注がスタート【新車】

■3ドアの5人乗り、5ドアは5人乗りと7人乗りを設定

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、新型「DEFENDER(ディフェンダー)」の受注を2020年4月9日からスタートすると発表しました。これまで2タイプの先行予約モデル「DEFENDER LAUNCH EDITION」「DEFENDER STARTUP EDITION」が発表済みでした。

ボディタイプは、「90(ナインティ)」と「110(ワンテン)」の2つを用意しています。「DEFENDER 90」は3ドアの5人乗り、「DEFENDER 110」は5ドアの5人乗りで、3列目を追加して「5+2」シートにすることもできます。

ディフェンダー 90 110
新型ディフェンダーの受注を開始。3ドアの「90」と5ドアの「110」を設定する

グレード展開は、スタンダードモデルの「S」「SE」「HSE」のほか、製造開始から1年間限定の「FIRST EDITION」が用意されています。大変好評な受注状況だそうで、できるだけ早いタイミングで納車できるように、国内向けには5種類の「CURATED SPEC(キュレイテッド・スペック)」の「90(ナインティ)ファブリックシート仕様」「90 レザーシート仕様」「110(ワンテン)ファブリックシート&5人シート仕様」「110 ファブリックシート&7人シート仕様」「110 レザーシート&7人シート仕様」も展開されます。

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新型ディフェンダーのサイドビュー。左が「90」、右が「110」

新型「DEFENDER」は、ランドローバーのアイコニックなモデルを21世紀仕様に一新されたモデルで、現代に合ったポップで洗練されたデザインと実用的な機能を新たに採用。ひと目で「DEFENDER」とわかる初代の特徴的なシルエットを継承しながらも、高い走破性に加えてスマートかつ高機能な装備が搭載されています。

軽量アルミニウムのモノコック構造で全く新しいアーキテクチャー「D7x」を採用した新型「DEFENDER」は、ランドローバー史上最も頑丈なボディ構造になっているそう。従来のラダーフレーム構造と比較して3倍のねじり剛性を確保し、軽量化も実現したとしています。

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さらに悪路走破性を高めた新型ディフェンダー

駆動方式はランドローバー伝統のフルタイム4輪駆動(AWD)で、砂地や草地、雪道などの厳しい路面でも前後輪のトルク配分が調整されて安定した走りを実現。

路面状況に応じて最適なサスペンション、トランスミッション、トラクションなどの車両設定が自動制御される「テレイン・レスポンス2」には、7種類のモード(コンフォート、芝生・グラベル・雪、泥地、砂地、エコ、ロック、ウェイド)があり、オンロードとオフロードの両方で卓越した走行性能が発揮されます。

さらに、ランドローバー初の機能である「コンフィギュラブル・テレイン・レスポンス」により、用途や好みに合わせて「テレイン・レスポンス」の設定をカスタマイズすることも可能。

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電子制御エアサスペンションを設定するディフェンダー。最大渡河水深は900mm

また、電子制御エアサスペンション(90はオプション、110は標準)は、優れた快適性と走行性を実現しているそう。標準高より40mm低い車高から、最大で標準車高+145mmまで、幅広い範囲で車高を設定することができ、スムーズな乗り降りがサポートされるほか、オフロードでの走破性をより高いレベルまで引き上げられます。

最大渡河水深は900mmを実現していて、3Dサラウンドカメラとウェイドセンシングが水深の把握をサポート。

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新型ディフェンダーのインパネ

搭載されるエンジンは、2.0L直列4気筒INGENIUM(インジニウム)ガソリンで、最高出力は221kW/300PS・最大トルクは400Nm。ジャガー・ランドローバーの他モデルでもお馴染みのエンジンで、スタートストップや回生エネルギーの再利用など、最新技術が盛り込まれています。

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新型ディフェンダーのディスプレイ

さらに、先進運転支援システム(ADAS)も採用されていて、エマージェンシーブレーキ、レーンキープアシスト、クルーズコントロール機能を装備。どのような環境、道路状況においても安心して走行することが可能です。

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新型ディフェンダーのタッチディスプレイ

インテリアには、最新インフォテインメント・システムの「Pivi Pro」をジャガー・ランドローバーで初めて採用されています。

次世代タッチスクリーンは、より直観的かつユーザーフレンドリーで、使用頻度の高いタスクを簡単に操作できるなど、ほぼ瞬時に応答するそう。音声での操作も充実している上、「Pivi Pro」がインターネットに常時接続することで、多種多様なオンラインサービスを車内で楽しむことができます。AIがドライバーの好みのルートを学習し、ドライバーに合わせたルート案内をすることも可能。

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新型ディフェンダーのフロントシート

加えて「Software-Over-The-Air(SOTA)」テクノロジーが進化し、リモートでアップデート情報を受信できる14の独立モジュールを搭載。ドライバーが自宅にいる間や遠方にいる際にデータをダウンロードすることで、アップデート情報が次々と車両に転送されます。ランドローバーの販売店を訪れる必要がなく、迅速に車両の更新をすることが可能としています。

フローリングは丈夫なラバー素材で汚れても清掃しやすく、アウトドアなどでも重宝しそう。ルーフの走行時積載重量は最大168kg、停車時は最大300kgとなっており、あらゆるアクティビティの荷物を積みこむことができます。

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新型ディフェンダーのインテリア

ほかにも、見どころは満載で、ランドローバー史上最も多様なパーソナライゼーションにも対応しています。170種類にもおよぶ豊富なアクセサリーから目的や好みに合わせて装備を選べます。同時に、特徴のある厳選したオプションや機能を盛り込んだ4種類のアクセサリーパック(「EXPLORER PACK」「ADVENTURE PACK」「COUNTRY PACK」「URBAN PACK」)も用意されています。

国内向けに独自に用意された5種類の「CURATED SPEC」は、できるだけ早い納車に対応すべく、ジャガー・ランドローバー・ジャパンが厳選した装備が搭載されています。さらに、豊富なアクセサリーから選択することで、こだわりの1台をつくりあげることができます。また、ジャガー・ランドローバーの特徴でもある、成約者が装備仕様を検討するパーソナライゼーションによる受注生産も引き続き選択できます。

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新型ディフェンダーのサイドビュー

「DEFENDER 90」のラインナップと価格は、「DEFENDER」が4,990,000円、「DEFENDER S」が5,820,000円、「DEFENDER SE」が6,480,000円、「DEFENDER HSE」が7,300,000円、「DEFENDER FIRST EDITION」が7,390,000円。

「DEFENDER 110」は、「DEFENDER」が5,890,000円、「DEFENDER S」が6,630,000円、「DEFENDER SE」が7,320,000円、「DEFENDER HSE」が8,120,000円、「DEFENDER FIRST EDITION」が8,200,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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