メルセデス・ベンツ Eクラスにスポーティかつ上質な「ローレウスエディション」が登場【新車】

■「AMGスタイリングパッケージ」や「ヘッドアップディスプレイ」など標準装備

メルセデス・ベンツのEセグメントモデルであるEクラス (セダン/ステーションワゴン/オールテレイン)に、特別仕様車「ローレウスエディション」が追加されました。同時に「E 300 アバンギャルド スポーツ」の装備も一部改良され、注文の受付が開始されています。なお、納車は4月からの予定です。

メルセデス・ベンツ Eクラス
Eクラスのセダン、ステーションワゴン、オールテレインに加わった特別仕様車の「ローレウスエディション」

世界で累計1,400万台以上の販売台数を誇るメルセデス・ベンツEクラスは、同ブランドの中核をなすモデル。1946年に発表された「W136/191」型以来、常に時代に先駆けて革新的な技術が採用され、世界のプレミアムセダンのベンチマークの1台として自他共に認める存在になっています。

メルセデス・ベンツ Eクラス
Eクラスに設定された「ローレウスエディション」

特別仕様車の「ローレウスエディション」は、Cクラスなどでもお馴染み。「ローレウス(Laureus)」とは、2000年にリシュモン社とダイムラー社が共同で設立した財団です。今回、ラインアップに追加された特別仕様車の「E 200 ローレウスエディション」「E 200 4MATICローレウスエディション」と「E 220 dローレウスエディション」は、セダンとステーションワゴンに設定されました。

■ステーションワゴンに「パノラミックスライディングルーフ」を標準装備

スポーティなエクステリアを演出する「AMGスタイリングパッケージ」や、Qi(チー)規格対応機種のスマホを無線充電するワイヤレスチャージング機能、ヘッドアップディスプレイなどを標準装備。

さらに、滑らかな肌触りのナッパレザー内装やシートヒーター(後席)、高音質なサウンドを楽しめる「Burmesterサラウンドサウンドシステム」などからなる「エクスクルーシブパッケージ」が新たにオプション設定されています。また、すべての「ローレウスエディション」のセンターコンソールには「Laureus」のロゴがデザインされたバッジが配置されています。

メルセデス・ベンツ Eクラス
ステーションワゴンの「E 200 Laureus Edition」

さらに、上記各モデルのステーションワゴンに「パノラミックスライディングルーフ」が標準装備され、セダンにはオプション設定されていす。

また、「E 220 d 4MATIC オールテレインローレウスエディション」には、同モデル専用デザインの「ハイグロスブラック19インチマルチツインスポークアルミホイール」が用意され、インテリアには「ブラックアッシュウッド(マット)」のインテリアトリムとセンターコンソールが装備されています。さらに、ワイヤレスチャージング機能とステアリングヒーターも標準化。

メルセデス・ベンツ Eクラス
ワゴン派生型クロスオーバーの「オールテレイン」にも「ローレウスエディション」が設定されている

「ローレウスエディション」、そのベースモデルである「E 200 アバンギャルド」「E 200 4MATIC アバンギャルド」には 1.5Lの直列4気筒ターボエンジンと「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」、48V電気システムなどの マイルドハイブリッド技術が採用され、効率性と快適性、高性能化を同時に実現。「M264」エンジンは、単体で最高出力184PS(135kW)、最大トルク280Nmを発生します。

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「ローレウスエディション」に標準装備されるQi規格の非接触充電

ベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター「BSG」と48Vシステムは、回生ブレーキなどにより発電された電気を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電。振動の少ないエンジン始動や滑らかで力強い加速、素早いギヤシフトなどの必要に応じて、最大トルク160Nmのアシストが加わります。

一方、「E 220 dアバンギャルド」と「E 220 d 4MATICオールテレイン」のパワートレインは、2.0L直列4気筒クリーンディーゼルエンジンが搭載されています。最高出力143kW(194PS)・最大トルク400Nm (40.8kgf・m)を発生。

DPFとSCR触媒コンバーターを統合したsDPF(DPF with SCR Coating:選択触媒還元法 コーティング付粒子状物質除去フィルター)を直接エンジン本体に取り付けることで、 排出ガス浄化経路を短縮することが可能となり、排出ガスの温度低下による浄化 効率の悪化を防ぐだけではなく、システムのコンパクト化と軽量化にも貢献。9速ATの「9G-TRONIC」との組み合わせにより、高出力かつ高効率を実現しています。

メルセデス・ベンツ Eクラス
メルセデス・ベンツE300のフロントビュー

また、一部改良を受けた「E 300 アバンギャルド スポーツ」には、ラジエータグリルやドアミラーハウジング、ウインドウトリム、19インチホイールなどが「クローム」から「ハイグロスブラック」に変更され、さらにスポーティなエクステリアに仕上げられています(※ドアミラーハウジングは、ボディ同色からハイグロスブラックに変更)。

メルセデス・ベンツ Eクラス
E200セダンの「ローレウスエディション」

セダンの価格は、「E 200 ローレウスエディション」が7,550,000円、「E 200 4MATIC ローレウス エディション」が7,780,000円、「E 220 d ローレウスエディション」が7,770,000円、「E 300 アバンギャルド スポーツ 」が8,770,000 円。

ワゴンの価格は、「E 200 ステーションワゴン ローレウスエディション 」が8,100,000円、「E 200 4MATIC ステーション ワゴンローレウスエディション」が8,330,000円、「E 220 d ローレウスエディション」が8,310,000円、「E 300 ステーションワゴン アバンギャルド スポーツ」が9,160,000円です。また、「E 220 d 4MATIC オールテレイン ローレウスエディション」の価格は9,120,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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