■都市生活を満たす2020年発売予定の「Honda e」
ホンダは、世界的に権威のあるデザインに関する賞である「レッド・ドット・デザイン賞」において、新型EVの「Honda e」と大型スーパースポーツバイク「CBR1000RR-R FIREBLADE」がプロダクトデザイン賞を受賞したと発表しました。
プロダクトデザイン賞(自動車)で「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞、さらにスマート・プロダクト部門においても「レッド・ドット賞」を獲得しています。
「Honda e」は、同社が大切にしている人間中心の考え方に基づく人に寄り添うシンプルなデザインと使い勝手を重視して開発された新型EVです。
現代社会の都会生活でのニーズを満たし、シームレスに集約されたコネクティッド技術と優れたドライビングダイナミクスにより、顧客に新しい価値を提供するとしています。同EVは200kmの航続可能距離が確保され、急速充電にも対応し、30分で80%まで充電が可能。2020年中の日本発売がアナウンスされています。
「Honda e」のダッシュボードにある2画面の大型タッチスクリーンは、多様なアプリやコネクティッド・インフォテインメントサービスが表示され、ラウンジのような空間でユーザーの都会での生活をシームレスに統合。
2画面の大型タッチスクリーンを使ってさまざまなコネクティッドサービスにアクセスすることで、ドライバーも同乗者も運転中、停車中、充電中などのさまざまなシチュエーションで同じコネクティビティと快適さを得ることが可能。バッテリーは、車両のフロア下にあり、低重心で小さいながら安定感のあるプロポーションを実現し、コンパクトEVとして安定感と操縦性の最適なバランスにも寄与するそう。
プロダクトデザイン賞(二輪車)では、先述したように「レッド・ドット賞」を受賞しています。「CBR1000RR-R FIREBLADE」は、2019年11月にイタリア・ミラノショーで披露され、ヨーロッパから発売が開始され、日本では3月20日(金)に発売されています。
「TOTAL CONTROL for the Track~サーキットで本領発揮するマシン」を開発コンセプトに掲げたCBRシリーズの最上位モデルで、サーキット走行やレースでも高い性能を発揮することを目標に開発されています。エンジンは、世界タイトルを取り続けるMotoGPワークスマシンRC213Vで培われた技術を取り込み、CBR史上最高のエンジン出力を実現。
最適・軽量化され、加速時と制動時の安定性を高めたフレームと、スポーツライディングをサポートする高度な電子制御機能によって、高いポテンシャルを発揮するモデル。ホンダでは、サーキットでも高度な性能を発揮できるよう極限まで追求する中で、磨かれた機能美が評価されての受賞と考えています、と表明しています。
(塚田勝弘)