全日本ロードレース界の鉄人・加賀山就臣がTEAM KAGAYAMAの今季体制を発表

■TEAM KAGAYAMAで、加賀山就臣と長谷川聖が走る

ブリティッシュスーパーバイク選手権やスーパーバイク世界選手権で活躍した後、2011年から全日本ロードレース選手権シリーズに参戦を続けている加賀山就臣が、自身のチームTEAM KAGAYAMAのシーズンエンドパーティならぬシーズンインパーティを横浜市内で開催した。

TEAM KAGAYAMAシーズンインパーティ集合写真
ファンや関係者を集めて毎年行われているこのパーティ。もちろん最後は来場者全員で集合写真!

通常はシーズンの締めくくりとして、チーム関係者やファンを集めて行っているものだが、今回は年が明けてからの開催ということで、2019年の活動報告と2020年の体制発表が行われた。

TEAM KAGAYAMA 2020ライダー
TEAM KAGAYAMAから2020シーズンを戦う加賀山就臣選手(写真左)、長谷川聖選手(写真右)。今シーズン2台体制での参戦となった。

2019シーズン、全日本ロードレース最高峰の「JSB1000クラス」にヨシムラスズキから参戦していた加賀山選手だが、2020年シーズンは再び自身のチームに戻っての参戦となる。マシンはこれまで通りスズキGSX-R1000だが、これまで長年使用してきたダンロップからブリヂストンへ装着タイヤの変更も発表された。

TEAM KAGAYAMAシーズンインパーティ
会場に持ち込まれたスズキGSX-R1000。その前後にはブリヂストンのステッカーが貼られていた。

そして、全日本ロードレース選手権「J-GP3クラス」の2019シーズン・チャンピオンを獲得した長谷川 聖選手がこのチームに新たに加入し、「J-GP2クラス」に代わって新設される「ST1000クラス」に参戦することも発表され、今シーズン2台体制での参戦となった。

TEAM KAGAYAMAシーズンインパーティ
まるで入団記者会見のようだが、加賀山代表からチームウエアを渡され、それに袖を通す長谷川聖選手。

2019年シーズン「JSB1000クラス」に加賀山選手に代わってTEAM KAGAYAMAで走っていた津田拓也選手はチームから離れることとなったものの、今シーズンは長谷川選手と同じ「ST1000クラス」への参戦することとなる。

TEAM KAGAYAMAシーズンインパーティ
2019シーズン、TEAM KAGAYAMAで活躍した津田拓也選手(左)、そして浦本修充選手(左から2人目)ともにチームから離れることとなる。

TEAM KAGAYAMAの若手育成のプログラムとして2016年にチームに加わった浦本修充選手。2018年シーズンからスペイン選手権に参戦。昨年もスペインスーパーバイク選手権(ESBK)にTeam KAGAYAMAとJEG Racingのコラボレーションチームで走っていたが、今シーズンはTEAM KAGAYAMAからは離れるものの継続して、JEG RacingからESBKと世界耐久選手権(EWC)にフル参戦することとなる。

TEAM KAGAYAMAシーズンインパーティ
パーティ恒例の豪華商品抽選会も行われた。今回の目玉は、鈴鹿8耐で実際に使用されたGSX-Rのフロントカウル!

「TEAM KAGAYAMA」は、チーム創設から10年目を迎えるシーズンとなるが、自身のチームに戻ってのその走り、そして今シーズンの活躍に期待したい。

この記事の著者

青山 義明 近影

青山 義明

編集プロダクションを渡り歩くうちに、なんとなく身に着けたスキルで、4輪2輪関係なく写真を撮ったり原稿書いたり、たまに編集作業をしたりしてこの業界の片隅で生きてます。現在は愛知と神奈川の2拠点をベースに、ローカルレースや障がい者モータースポーツを中心に取材活動中。
日本モータースポーツ記者会所属。
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