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●水着のままドライブへGO! FAFビーチクルーザー
ビーチカーは、おもに1960年代のヨーロッパでマリンレジャーの足として使われた小さなオープンカー。FAFビーチクルーザーは、1971年式のバモスホンダを現代のビーチカーとして蘇らせた可愛いクルマです。
ステアリングやインパネには天然ウッド素材が使われ、あたたかい雰囲気を醸し出しています。リアの荷台は、コナラとサクラのウッドパネルを贅沢に使い、ヨットのデッキみたいなオシャレなスペースに生まれ変わっていました。
こんなクルマなら、海辺の道路で、気持ちよく潮風のオープンエア・モータリングが楽しめそうですね。太陽ぎらぎらのアツい夏、なんだか待ち遠しくなっちゃいました!
●おしゃれ女子の憧れカスタム NOUVELLE Female
アイボリーとレッドのすっきりしたカラーコーデ、うねるような曲線ボディ、アールヌーボーを思わせるフロントグリル……NOUVELLE Femaleは、女子の憧れが丸ごと形になったようなハイセンスなカスタムカーです。
でも、このクルマの価値は素敵なデザインだけではありません。ベース車のケータハム スーパー7にFRPボディを取り付けて作られたカスタムカーなので、走りも一級品なのです。
女性の憧れを余すところなく表現したフェミニンなルックスなのに、どこか凛々しい走りのスピリットを感じさせるNOUVELLE Female。もし愛する娘にこんな素敵なクルマをプレゼントしてくれるかっこいいお父様がいたら、きっとお嬢さんだってパパにぞっこんでしょうね。
●キュートな冒険ジムニー DAMD littleB. Dronco
カスタムボディキットで作られた可愛いジムニー。エアロパーツで長い実績をもつDAMDが、ジムニーカスタムメーカーとして名高いアピオとタッグを組んで作ったこのキットには、前後バンパーとグリル、ボンネット、ホイールの5点セットにDroncoのエンブレムが付いています。
展示されていたジムニーは、ボディキットを取り付けただけではなく、イメージに合うカスタムペイントも施されています。エイジング処理による錆や汚れの演出も楽しいですね。車高も少し上げて、ほどよくクロカン車っぽさが強調されていました。
その気になれば、キットパーツを使って自分の手でこんな楽しいジムニーを作れちゃうなんて夢みたいですね。私もマイカーのDIYに挑戦してみたくなりました。
●絵から生まれた夢のパン屋さん KANTO Dream02
東京オートサロンでは、自動車工業技術を学ぶ学生さんたちが作ったカスタムカーも数多く展示されています。この「パンCar」は関東工業自動車大学校の学生さんたちの作品。サンバーバンをベースに、7人が半年かけて仕上げた力作です。
サイドドアを上げると商品棚が現れ、瞬時に移動パン屋さんの開店です。リアゲートはイートイン・スペースかな? このクルマ、公道は走れませんがコースなら走れるそう。実際に走っているところもぜひ見てみたいですよね。
KANTO Dream02のデザインは、この一枚の絵から生まれたもの。こんな可愛らしい小さな子どもの夢から、若者たちが力をあわせて実際に一台の車を作り上げたことに、私もすっかり感動してしまいました。
(写真:高橋克也 文:村上菜つみ)