■2019年、ロータスが一番売れたのは日本だった!
ロータスカーズの日本正規販売輸入総代理店を務めるエルシーアイは、東京オートサロンでプレスカンファレンスを行いました。
まず来場者の前で挨拶したのは、ロータスカーズのアジアパシフィックエグセクティブディレクターのデビット・マッキンタイアさんです。マッキンタイアさんは開口一番、「東京オートサロン2020に来れてうれしいです」と笑顔でコメント。
「なぜなら、ロータスカーズにとって日本は大事なマーケットだからです。2019年、日本の販売台数は200台以上。これは世界ナンバー1の数字です。現在、9000台以上のロータスが日本を走っています。これが実現できたのはエルシーアイと22カ所ディーラーネットワーク、そして何よりファンの皆様のおかげです」と語りました。
マッキンタイアさんの挨拶に続いては、新たな限定モデルがアンベールされました。それが「ロータス・エキシージスポーツ350GPエディション」です。
3.5リットルV6エンジン(350ps&400Nm)を搭載するエキシージスポーツ350をベースに、ゴールドメタリックが入ったモータースポーツブラックにゴールドのハイライトがペイントされています。これはもちろん、かつてチームロータスが1972年から1986年のF1グランプリにおいてまとっていたJPS(John Player Special=タバコのブランド)カラーをモチーフにしたものです。
この時代に、チームロータスはF1で5度の年間チャンピオンと合計35回の優勝を獲得しました。まさにロータスの黄金時代といえる象徴的なカラーリングです。
インテリアにもゴールドインテリアやゴールドステッチ、ゴールドローレルリーフなど、ブラックとゴールドのコンビネーションがあしらわれています。
また、カーボンフロントスプリッター、カーボンフロントアクセスパネル、カーボンハードトップ、カーボンスポーツシートなど、多くのカーボンオプションパーツを標準採用しているのも特徴です。エキシージスポーツ350GPエディションの価格は1133万円で、日本で20台のみの特別限定車となります。
●スーパーGTの新ドライバーは柳田真孝選手に決定
また、プレスカンファレンスの後半では、2020年のスーパーGT参戦に関する体制発表も行われました。マシンは2015年から継続となるロータス・エヴォーラMCですが、注目は2019年限りでドライバーを退くこととなった髙橋一穂さんに替わって誰が加藤寛規選手の相棒を務めるのかということ。
ビデオレターで登場した加藤選手の口から発表されたその名前は…なんと、柳田真孝選手! 柳田選手はGT300とGT500で合計四度のチャンピオン経験があるベテランです。
2020年、日本におけるロータスは市販車のセールスだけでなく、スーパーGTのフィールドでも大暴れしてくれそうな予感です!
(長野達郎)