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■タトゥー、スワロフスキー、オーディオ…豪華すぎてドキドキ
カスタムカーには、走りを追求するチューンドカーのほかにも、華やかなデザインや豪華装備を追求したモデルがたくさんあります。クルマのメカニズムや性能はよくわからなくても、キラキラが好きな女子なら、誰もが惹きつけられてしまうマシンばかり。そんなラグジュアリーな注目カスタムカーを紹介します。
●ROHAN×EDGE HELLCAT
スコーピオンレッドがひときわ目をひくダッジ チャレンジャーは迫力満点のマッスルカー。もとは1970年代初めのアメリカの名車ですが、2008年に復刻デビューしたマシンをROHANとEDGEがコラボして、華麗なカスタムカー HELLCATに仕上げました。印象的な塗装は単純な赤ではなく、グラインダーでヘアラインを一本ずつ刻むグラインダータトゥーを施したもの。工芸品にも匹敵する繊細な美を感じさせる絢爛なボディです。
ゴージャスなのは塗装ばかりではありません。6200ccのスーパーチャージャー付きエンジンは717psの出力を誇ります。オーバーフェンダーやサイドステップ、トランクスポイラーやディフューザーなど、エッジカスタムズの高品質なエアロパーツがふんだんに使われ、走りのスペックも豪華そのものです。
大きなボディーにハイパワーエンジン、てんこもりのエアロパーツときらきらの塗装、HELLCATは何から何までゴージャス尽くしのカスタムカーです。こんなすごいクルマをE-girlsみたいなイケてる女子が乗りまわしていたら、私だって思わず惚れちゃう気がします。
●スフィアライト CBR1000RRスワロデコ
バイク女子の私が思わず目を奪われたのが、スフィアライトのブースでさんぜんと輝く1台のマシン。ホンダCBR1000RRを9万粒ものスワロフスキーでデコレートしたきらびやかなバイクです。
スフィアライトはもともと主にLEDヘッドライトの販売を手掛けるショップ。LEDライトの明るさや美しさをアピールするためにこのバイクを制作したそうです。カウルやタンク、フェンダーばかりでなく、ホイールリムにまでキラキラのスワロフスキーがびっしりと飾り付けられていました。
ちなみにこのバイクは、女性の職人さんがたった一人で作り上げたそう。その努力と技術にも驚かされます。スワロフスキーに飾られ、LEDの光に浮かび上がるCBR1000RRはまばゆいほどにキラキラでした。でも、あふれる情熱を傾けてこのマシンを作り上げた職人さんこそ、スワロフスキーすら霞ませる正真正銘のキラキラ女子なのかもしれませんね。
●Grove ジムニー
スズキの軽SUV ジムニーは、野山で遊ぶクロカン車のイメージが強いクルマですが、このGrove ジムニーは、仲間が集まって街で遊ぶためのプレイギアとして作られています。
最大の特長は、リアラゲッジとナビシート側のドアをひらくと、10個のスピーカーをそなえたオーディオシステムが外向きに展開され、クルマの左リアを中心に広々とした音場をもつパワフルなステレオサウンドが楽しめること。また左ウインドウ内側にはモニターも設置されていて、クルマの外から映像を楽しめるようになっています。アーティストのPVを見たり、搭載されたプレイステーション4でゲームをしたり、シーンに合わせてさまざまな楽しみ方ができるようになっています。
KICKERのオーディオシステムを採用し、妥協のない高音質を作り込むいっぽう、コストのかかる加工を避けて豪華な空間を演出する工夫を凝らし、若年層にも手が届くコスパの高いクルマに仕上がっているのも注目ポイントのひとつです。
仲間とわいわい騒ぎたいパーティ大好きな女子には、いつものストリートを遊び場に変えてしまえるこんなクルマがぴったり。週末のドライブなら、気の合う仲間と大好きな音楽を連れて、いつもよりちょっと遠出するのも楽しそうですね。
(写真:高橋克也 文:村上菜つみ)