スタイリッシュだけど荷室空間は大きく確保【最新メルセデス・ベンツ GLCクーペ】

■中身は意外な硬派!? FRベースの完全フルタイム四駆

マイナーチェンジを受けたメルセデスベンツの中型SUV・GLCクーペ。同時にマイナーチェンジを受けたGLCよりも全長が65mm長く、全高は40mm低いというスタイリッシュな外観を持つことが特徴です。全長は4735mm、全幅は1890mm。全高は1605mmになります。

メルセデスベンツ GLC クーペのフロントフェイス

GLCクーペおよびGLCの特徴的な点は駆動方式にあります。オンデマンドタイプ4WDのSUVが多い中、FRをベースにした完全なフルタイム四駆であるのです。

今回のマイナーチェンジではボンネット及びフロントフェイス、そしてテールライトユニットなどに変更がなされました。

メルセデスベンツ GLC クーペのリアスタイル
テールランプユニットが刷新されました

スタイリッシュなフォルムですが、使い勝手には十分に気を使っています。

メルセデスベンツ GLC クーペのフロントシート
クーペスタイルですがヘッドルームには余裕があります
メルセデスベンツ GLC クーペのリアシート
後席は40対20対40の分割可倒式

ラゲッジ容量は後席を使った状態でも500Lを確保。40対20対40の3分割方式のシートを完全に格納してしまえば、最大で1400Lの荷室を確保できます。

メルセデスベンツ GLC クーペのラゲッジルーム
後席を使用した状態でも500Lを確保しています

またインパネにはドライバー正面12インチ、そして中央部分に10.25インチのワイドディスプレイを採用しています。「はーいメルセデス」の掛け声などで操作ができる次世代インターフェイス・MBUXも搭載しました。

メルセデスベンツ GLC クーペのインパネ

用意されるパワーユニットはディーゼルターボエンジンが直4・2L・194ps(721万円)。ガソリン直噴エンジンは直4・2Lシングルターボ・258psが用意されます(807万円)。

メルセデスベンツ GLC クーペの正面
用意されるパワーユニットは2Lのディーゼルターボとガソリンターボとなります

なお、AMGモデルも設定されており、こちらはGLC43がV6・3Lツインターボ。GLC63系にはV8・4Lツインターボが搭載される形です。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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