装備の違いは? オプションは? 新型アウディA1スポーツバックのグレードを比べてみた【新車】

■年内納車を狙うなら1st Editionか!

私たちにも手が届きそうなコンパクトなアウディ、新型A1がついに発表となりました! 購入を検討されている方のために、グレードごとの装備差やオプションパッケージについて調べてみました。

今回登場したのは1.5リッターモデルのみで、基本となるグレードは「advanced」「S line」の2つ(1リッターモデルは2020年第2四半期に導入予定)。価格は次の通りです(1st Editionについては後述)。

A1 Sportback 35 TFSI advanced  ¥3,650,000
A1 Sportback 35 TFSI S line  ¥3, 910,000

アウディA1
アウディA1 S line(インテリアプラスパッケージ装着車)
アウディA1
アウディA1 S line(インテリアプラスパッケージ装着車)

まず標準装備品を見てみましょう。どちらのグレードにも付いてくる主な装備は以下の通りです。

・LEDヘッドライト
・リアのダイナミックターンインジケータ(いわゆる流れるウィンカー)
・電動格納ミラー(ヒーター機能付き)
・Bluetoothハンズフリー機能
・USB充電ポート
・アウディプレセンスフロント(衝突被害軽減自動ブレーキ)

次に2つのグレードの装備差です。大きな違いは以下の通りです。

《外装》

・フロントバンパー
S lineにはグリル下の「顎」の部分に大きいU字型のリップが付きます。

アウディA1
アウディA1 Sportback S line(インテリアプラスパッケージ装着車)

・アルミホイール
サイズはどちらも7.5J×17ですがデザインが異なります。

アウディA1
S lineのアルミホイール
アウディA1
advancedのアルミホイール

《内装》

・シート
advancedが標準シート、S lineはスポーツシートとなります。S lineのシートはランバーサポート(腰部の張り出し調整機能)とセンターアームレスト付き(センターアームレストはadvancedにもオプション装着可)。注意したいのは標準のS lineのシートはクロス張りで、部分レザーシートとするにはさらに「S line インテリアプラスパッケージ(後述)」というオプションを選ぶ必要があります。

アウディA1
advancedの標準シート
アウディA1
S lineのクロス張りシート

・ドアシルプレート
ドアを開けたときに見える「敷居」部分のプレートがS lineはロゴ入りになります。

アウディA1
S lineのドアシルプレート

《機能》

・サスペンション
advancedは標準サスペンション、S lineはスポーツサスペンションとなります。ただし全高に変わりはありません。

・アウディドライブセレクト
エンジン、トランスミッション、ステアリングなどの特性をお好みに変更できるアウディドライブセレクトがS lineのみに装備されます。

●オプションはパッケージ型がメイン

魅力的な新型A1ですが、どちらのグレードを選んでも、カーナビや運転支援機能などを装備するにはオプションを装着しなければなりません。オプションはいくつかの装備を組み合わせたパッケージがメインですが、これらを紹介しましょう。

《ナビゲーションパッケージ》 ¥310,000
・MMIナビゲーションシステム
・バーチャルコックピット(液晶式メーターパネルで表示情報が切り替えられる)

アウディA1
MMIナビゲーションシステム

《コンビニエンスパッケージ》 ¥190,000
・アドバンストキー(身に着けているだけでエンジン始動や施錠開錠ができる)
・リアビューカメラ(MMIディスプレイにボディ後方を表示する)
・アウディパーキングシステム(リアビューカメラとセンサーによる駐車支援)
・デラックスオートマチックエアコンディショナー(太陽光を感知して温度や風量を自動制御、運転席と助手席の独立温度設定ができる)
・シートヒーター(前席)

《アシスタンスパッケージ》 ¥120,000
・アクティブレーンアシスト(車線維持支援機能)
・アダプティブクルーズコントロール(追従機能付きクルーズコントロール)
・プレセンスベーシック(シートベルトやウインドウと連動した衝突時乗員保護機能)
・ハイビームアシスト(対向車などを検知してハイビームの配光を自動で切換え)
・ルームミラー自動防舷(後続車のヘッドライトの反射によるまぶしさを自動で調整)

《S lineインテリアプラスパッケージ》 ¥70,000
・ヘッドライニングブラック(黒い内張り天井)
・ストラクチャーグレークオーツペイントトリム(グレークオーツ調のペイント加飾)
・デコラティブパネルダイヤモンドペイントフィニッシュシルバーグレー(ダッシュボードのパネル特別加飾)
・ステンレススチールフットペダル
・クロス/アーティフィシャルレザーシート(S lineロゴ入り)
・ステアリングホイール3スポークレザー(パドルシフト付き)
・インテリアライティングパッケージ

アウディA1
S line インテリアプラスパッケージ装着車

《スマートフォン関係》 ¥120,000
・スマートフォンインターフェイス(スマホとの接続機能)
・ワイヤレスチャージング(センターコンソールにスマホを置くだけで充電できる)

《デビューパッケージ》 ¥100,000
・コントラストルーフ(Aピラーとルーフ部分がミストブラックメタリックに)
・コントラストパッケージ(フロントリップとドアミラーもブラックに)
・サイドシルブラック(サイドシル部分のスポイラーがブラックに)
・ブラックインサートアルミホイール

アウディA1
コントラストルーフはルーフとAピラーがブラックアウトされる

《おもな単体オプション》
・コルティナホワイト以外の塗装色 ¥60,000
・プライバシーガラス ¥60.000
・コントラストルーフ ¥70,000
・TVチューナー ¥150,000
・Bang & Olufsen 3Dサウンドシステム(11スピーカー) ¥130,000

●250台限定の1st Edition

新型A1発売を記念して、2つのグレードは別に設定されたのが、限定モデルの1st Editionです。このモデルの特長は以下の通りです。

・A1 Sportback 35 TFSI advancedがベース
・「ナビゲーションパッケージ」「コンビニエンスパッケージ」「アシスタンスパッケージ」「デビューパッケージ」「オプション塗色」が装着済み
・250台の限定
・ボディカラーは4色のみ
・価格は¥4,430,000

アウディA1 スポーツバック 1st Edition
アウディA1 スポーツバック 1st Edition

価格的な割安感はありませんが、オプションを別発注する手間が省けるので、早期の納車が期待できます。12月からデリバリー開始とのことなので、「年内にA1に乗りたい!」という方にはオススメのグレードですね。一方S lineのゴージャスさを味わいたい方は、即納は我慢してもS lineをチョイスしたほうがいいでしょう。

いかがでしょうか。「新型A1かっこいいいな」と思っている方はこの情報を頭に入れて、早速ディーラーにGo!

(文と写真:角田伸幸)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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