レクサス・LSが一部改良。FR車のダンパーに伸圧独立オリフィスを採用して乗り心地を向上【新車】

●LSならではの上質な乗り心地を進化

レクサスが誇る最上級セダンのLSは、5代目が2017年に登場。現行型はセダンとして十分な居住性を確保しながら、大胆なクーペシルエットを両立したスタイリング、エモーショナルな走り、数々の先進技術により、レクサスの象徴として、その後に続くLCなどと共に大きな変革をもたらしています。

レクサス LS
一部改良で走りや快適性を高めたレクサスLS

2019年10月3日に受けた一部改良では、FR車のショックアブソーバーに、AWD車と同様の伸圧独立オリフィスが採用されています。伸圧独立オリフィスは、ダンパーの伸び、縮みでそれぞれに適したオイル流路(オリフィス)を設定するバルブ機構。これにより、減衰力可変幅の拡大や摩擦低減など乗り心地を向上させたとしています。

レクサス LS
“F SPORT”をのぞき、ランフラットタイヤの補強層構造の最適化、AVSやリヤサスペンションマウントのチューニングで乗り味を向上

また、“F SPORT”をのぞき、ランフラットタイヤの補強層構造の最適化、AVSやリヤサスペンションマウントのチューニングにより、LSならではの上質な乗り心地を進化させたそう。

ハイブリッドのLS500hは、加速時のバッテリーによるアシスト量を増加させると共にアクセル特性を変更することで、駆動力と静粛性を向上。“EXECUTIVE”では、後左席の足元空間や前方視界を広げたリヤシートエンターテインメントシステム装着車のエンターテインモードや、操作性を高めたリヤマルチオペレーションパネル(“EXECUTIVE”、“version L”に標準設定)などにより後席の快適性を向上しています。

価格は、3.5L V型6気筒ツインターボを積む「LS500」が9,996,000円〜15,691,000円。3.5L V型6気筒を積むハイブリッドのLS500hは、11,422,000円〜16,709,000です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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