【新車】あのアルピーヌA110がラリーシーンに帰ってきた! 15万ユーロで販売!!

■300馬力オーバーのラリー仕様は、15万ユーロで市販される

2019 - ALPINE A110 RALLY
2019 – ALPINE A110 RALLYのフロント

アルピーヌといえばラリー、そうしたイメージを持つユーザーは少なくと思います。たしかに耐久レースで勝利を重ねた歴史もありますが、ことA110といえばWRCでの活躍が記憶に残っているのではないでしょうか。なにしろ1973年に始まったWRCの初代チャンピオンマシンがアルピーヌA110なのです。

ですから、初代のイメージを色濃く残して復活したアルピーヌA110がラリーに参戦するというのはごくごく自然な話といえます。そんなアルピーヌA110のラリー仕様が実戦デビューを果たすというニュースがフランス本国から届きました。フランスの国内ラリー選手権に出場するA110ラリーは、モータースポーツ向けの市販モデルとして計画されているマシンです。

ミッドに搭載された1.8Lターボエンジンは300馬力オーバーに仕上げられ、シーケンシャルパターンの6速MTやLSDが組み合わせられます。FIA公認ロールケージやバケットシート、6点式シートベルトなども備わります。ブレーキはブレンボの手によりで強化されているというのも見逃せません。

2019 - ALPINE A110 RALLY
2019 – ALPINE A110 RALLYの内装

いわゆるジェントルマンレーサーまでターゲットとして、二輪駆動車で競われるFIA R-GTのホモロゲーション取得を目指して開発中というアルピーヌA110ラリー。ポルシェ911やアバルト124が活躍するR-GTカテゴリーに、また魅力的なニューカマーの登場というわけです。その価格はオプションなしの状態で15万ユーロ、市販は2020年シーズンに間に合うタイミングとなる模様です。

2019 - ALPINE A110 RALLY
2019 – ALPINE A110 RALLYのリヤ

(山本晋也)

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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