■Audiのスーパースポーツシリーズ「RS」の最新モデル
アウディは、新型RS5スポーツバックを発表し、2019年8月27日に発売します。ベース車は、美しいデザインと実用性を兼ね備えたアウディA5 スポーツバックで、同モデル初のRS仕様になります。
アウディRS5スポーツバックは、アウディR8やアウディRS6など、アウディのハイエンドスポーツモデルの開発拠点であるAudi Sport GmbHが手がけたアウディA5シリーズのトップモデル。1994年に初めてのRSが誕生して以来、2019年で25周年を迎え、同仕様は最新のRSモデルでもあります。 搭載されるエンジンは、最高出力331kW(450PS)、最大トルクは600Nmを発揮する新開発の2.9L V6ツインターボ2.9 TFSI。組み合わされるトランスミッションは8 速ティプトロニックで、駆動方式はフルタイム4WDのクワトロ。
「DRC(ダイナミック・ライド・コントロール)」付スポーツサスペンションプラス、リヤアクスルには左右の駆動力配分を最適化するスポーツディファレンシャルを搭載することで、450PSのハイパワーを確実に路面に伝達し、優れた高速安定性と操縦安定性を実現するとしています。
また、アウディ独自の燃焼方式であるBサイクル(ミラーサイクルの一種)の採用により、11.2km/L(JC08モード)という低燃費を両立します。 外観は、下部にquattroのロゴが配された専用シングルフレームグリルや大型のエアインレット、さらに専用の前後バンパーやリヤディフューザーを採用することで、RSモデルらしいアグレッシブな佇まい。
ほかにも、マットアルミニウムルックとグロスブラックの2種類のカーボンスタイリングパッケージなど、豊富なオプションも設定されています。標準装備のマトリクスLEDヘッドライトは、カラーベゼルを使うことで、他グレードとの差別化が図られています。
伝説のマシンであるAudi quattro(アウディ・クワトロ)を彷彿とさせるブリスターフェンダーもRS5スポーツバックの特徴で、全幅は標準車に比べて15mmワイドになっています。足元には、20インチの「5アームトラペゾイダルデザイン グロスアンスラサイト ブラックポリッシュト アルミホイール」が標準装備され、強力なセラミックブレーキもオプション設定されています。 内装はスポーティかつエレガントな仕立て。ダイヤモンドステッチングが施されたファインナッパレザーのSスポーツシートや、アルミニウムレースの加飾パネルが配されています。また、ステアリングやセレクターレバー、センタコンソールサイドにアルカンターラが使われていて、シートベルトも合わせて赤いステッチが施された「RSデザインパッケージ」をオプションで用意。
最新のインフォテイメントシステムもトピックス。メーターパネル内に設置された12.3インチのTFT(液晶)ディスプレイには、スピードメーターやタコメーターだけでなく、ナビゲをはじめとする様々な情報を表示できる「アウディ バーチャル コックピット」を標準装備。「アウディプレセンスシティ(衝突被害軽減セーフティシステム)」をはじめ、最新安全技術とドライバーのサポートシステムも搭載されています。
「アウディRS5スポーツバック」の価格は、12,630,000円です。
(文/塚田勝弘 写真/松永和浩)