光岡自動車が新型霊柩車「プレミアムフュージョン」をエンディング産業展で初公開

●従来シリーズよりデザイン性と機能性を高めた「プレミアムフュージョン」

東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された「エンディング産業展 2019(ENDEX)」で、光岡自動車が搬送霊柩車の「フュージョン」シリーズに新たに追加設定された「プレミアムフュージョン」をお披露目しました。

プレミアムフュージョン
エンディング産業展 2019で公開されたプレミアムフュージョン

搬送霊柩車は、亡くなった方の遺体を搬送する搬送車と葬儀の場で使用する霊柩車の機能を併せ持った車両で、光岡自動車ではトヨタ・アルファード及びヴェルファイアの2.5Lエンジンモデル(FFまたは4WD)をベースとしたフュージョンシリーズとして展開しています。

プレミアムフュージョン
プレミアムフュージョンの室内

今回発表されたプレミアムフュージョンは、これまで光岡自動車がラインナップしていたフュージョンから製造工程の見直しを行い、納期とコストを抑えながらもニーズに合わせてデザイン性と機能性を高めたモデル。

プレミアムフュージョン
カスタマイズ可能なオーダーメイドシステムも用意

車室内の各種パーテーションやサイドラック類、さらには革や木目調パネルの種類や色の変更も可能なオーダーメイドインテリアのシステムも用意されています。

プレミアムフュージョン
プレミアムフュージョンのロゴ

外観では、クォーターピラーに霊柩車でおなじみのS字型のランドボー(幌開閉のための金具で、幌馬車で遺体を運んでいた名残)プレート「KIZASHI(キザシ)」を標準装備。車両サイズはベース車と変わらず全長4945×全幅1850×全高1935(mm)。乗車定員は3名。

価格は537万8400円(FFモデル)、563万7600円(4WDモデル)となっています(いずれも税込価格)。

プレミアムフュージョン
プレミアムフュージョンの全景

このエンディング産業展では、同じアルファード及びヴェルファイアをベースとした霊柩車「グランドリムジン」も展示。こちらはホイールベースを140㎝ストレッチした洋型霊柩車で、ボディサイズは全長6330mmとなりますが、5名乗車が可能。

また、ミツオカオリジナル霊柩車「おくりぐるま」シリーズ(ミツオカブランドのカスタムカーである「ガリュー」や「リューギ」のフロントフェイスを持つシリーズ)も展示されていました。

おくりぐるまシリーズ
同時公開された「おくりぐるま」シリーズ

この記事の著者

青山 義明 近影

青山 義明

編集プロダクションを渡り歩くうちに、なんとなく身に着けたスキルで、4輪2輪関係なく写真を撮ったり原稿書いたり、たまに編集作業をしたりしてこの業界の片隅で生きてます。現在は愛知と神奈川の2拠点をベースに、ローカルレースや障がい者モータースポーツを中心に取材活動中。
日本モータースポーツ記者会所属。
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