●遅れて登場のベースモデル「カレラ」。上位モデルと同等の装備、最新技術を投入
ドイツのポルシェAGは、8代目となる新型・911(992型)に「911カレラ」を追加し、バリエーションの拡充を図ります。新型911カレラのクーペ/カブリオレは283kw(385PS)を発生する3.0Lの水平対向ツインターボエンジンを搭載。
先代より11kW(15PS) パワフルになった911のエントリーレベルを担う新型911カレラは、上位モデルの911カレラSと同等の装備、最新技術が投入されています。
インテリアは、10.9インチタッチスクリーンディスプレイを備えた高い質感が美点で、最新のコネクティビティ「ポルシェウェットモード」に代表される革新的なアシスタンスシステムなどが用意されています。911カレラの特徴として、カレラSよりひとまわり小さな標準ホイールとブレーキ、2本のシングルエギゾーストテールパイプが装備されています。
911カレラのエンジン、シャシーおよびブレーキは、911カレラSと同じくエクスクルーシブなスポーツカーのために開発されています。3.0L水平対向エンジンの新しいターボチャージャーには、小型化されたタービンとコンプレッサーが備わり、新開発の8速デュアルクラッチトランスミッションであるPDKがそのパワーをコントロール。
911カレラクーペの0-100km/h加速は4.2秒、最高速度は293km/hに達し、「スポーツクロノパッケージ」をオプション装着すると、加速タイムは0.2秒短縮。
新欧州サイクル(NEDC)による燃費は、クーペで9.0L/100 km、カブリオレで9.2L/100kmです。 タイヤサイズは、フロントが235/40ZR19、リヤが295/35ZR20の異径タイヤを採用し、4輪ともに黒くペイントされた4ピストンモノブロックキャリパーと直径330mmのブレーキディスクが装着されます。
なお、日本における発売時期、価格などは現時点ではアナウンスされていません。
(塚田勝弘)