DOSSってなんだ? 日本が誇るドリフト機械審査システムを詳しく解説【D1GP】

ひとつは機械の不具合です。無線機器のトラブルだと思われますが、データが飛んでこなくなり、復旧に1時間ほどかかってしまったのです。人間の審査員なら少々お腹が痛くてもなんとか審査をやってしまうことはできますが、データが飛んでこないとなると競技はできません。

もうひとつは、人間の感覚とのズレです。これは設定の問題でもあると思うのですが、見た目には何が悪かったのかわからないような、審査席・観客席から遠いセクターでのミスでがっつり減点され、負けてしまった選手が何人か出ました。審査としては正確なのでしょうが、やや興ざめです。

とはいえ、昨今はサッカーや野球でもビデオ判定が導入されつつあるので、これからはやっぱり正確な機械審査の時代かなー、となんとなく思います。DOSS自体よりも使いかたをもっと進化させて、人間の感覚により合うものにしていけるといいですね。

さて、十勝スピードウェイで7月27日と28日に連続で行われたD1GP第3戦/第4戦は、RX-7に乗る松井有紀夫選手の2連勝となりました。

第3戦の単走は中村直樹選手が優勝。

第4戦では、北岡裕輔選手が単走優勝。

ポイントランキングでは横井選手が大きくリードしていますが、天王山となる第5戦/第6戦は、8月24〜25日に福島県エビスサーキットで開催されます。

(まめ蔵・写真提供:サンプロス)

【関連リンク】

D1グランプリの詳しい情報は、D1公式サイト(www.d1gp.co.jp)で。

また、D1関係の各種公式動画は、Buzz Car Movie(www.v-opt.co.jp)からどうぞ。

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
続きを見る
閉じる