【新車】トヨタ・コースターがマイナーチェンジ。 ディーゼルエンジン仕様に尿素SCRシステムを搭載し、エコカー減税の対象に

●13人乗り超ロングボディモデルを新設定。さまざまな用途に対応するコースター

トヨタ・コースターが一部改良を受け、8月1日に発売されます。同モデルは、幼稚園バスなどを含めた多人数の送迎や移動など、ライトバス、マイクロバス本来の使い方はもちろん、バスコンバージョン(バスコン)と呼ばれるベース車としても高い支持を受けています。

今回のトヨタ・コースターの一部改良は、ディーゼルエンジン仕様の排ガス規制強化が狙い。有害なNOx(窒素酸化物)を化学反応によって窒素と水に還元する排出ガス浄化システム「尿素SCRシステム」が採用されています。

これにより、ディーゼルエンジンの改良も含めて全車「平成28年(ポスト・ポスト新長期)排出ガス規制」に適合。さらに、NO4C-WAエンジンを搭載するMT車とビッグバンは「平成27年度燃費基準+5%達成」と合わせて、エコカー減税の対象になっています。

さらに、センタードア(グライドドア・オート)に挟み込み防止機能とイージークローザーが採用されたほか、ルームラック(「EX」に標準装備、「GX」「LX」にオプション)のトレー中央部に半透明のアクリル板を配置することにより、荷物の有無をひと目で確認できるようになったとしていす。

また、さまざまな用途に活用できる広い後部スペースを確保した13人乗り超ロングボディを「GX」と「LX」に新設定されています。

価格は4.0Lバスの「LX」が6,585,840円〜8,421,840円。「GX」が7,147,440円〜9,266,400円。「EX」が8,805,240円〜9,518,040円。幼児専用車が6,258,600円〜7,182,000円。ビッグバンの「LX」が6,839,640円〜7,417,440円です。

なお、「中型免許(8tに限る)」という普通(中型)免許を持っている方は、「車両総重量が8t未満で、乗車定員は10人まで」しか運転できませんので、免許証の限定解除する必要があります。ただし、「中型免許(8tに限る)」という免許証を持っている人でも、ビッグバンの標準ボディが運転できます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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