【2019D1GP】第2戦、雨の筑波連戦でGRスープラは苦戦を強いられる!

●川畑選手、痛恨のミスで追走1回戦で敗退

昼休み・グリッドウォークを挟んで午後から行われた追走トーナメント。単走決勝の後半から天候が回復し、コースもどんどん にドライコンディションに。しかしながら場所によってはまだ濡れていたりと「まだらな」状況でより難しくなったともいえます。

川畑選手は、単走10位通過の上野高広選手(VERTEX RIDGE D1 SOARER VALINO)と対戦。川畑選手先行の1本目、より大柄なソアラの上野選手を角度、スピードともに引き離しミスもなかったものの、アドバンテージは上野選手に。

追走トーナメント前に行われたグリッドウォークで指定時間にマシンを並べなかったという理由で減点されてしまったのです。続く2本目、1コーナーの飛び込みでインに突っ込みすぎて真っ直ぐになってしまった川畑選手。

挽回するため続くS字を勢いよく飛び込み上野選手のインを挿そうしましたが、勢いが付きすぎて振り返しでスピン。上野選手との接触は回避できたものの万事休す。最終的な順位は12位。

追走トーナメント勝者は前日の開幕戦から異次元の速さと角度を披露した横井昌志選手が、対戦した植尾選手のマシントラブルにより連勝を飾りました。

今回のTSUKUBA DRIFTの2戦、GRスープラの2台にとってはとても満足のいく結果ではなかったでしょう。ただ川畑選手の単走のパフォーマンスからに熟成が進んでいけばトップマシンであることは他選手も認めるところで「油断してはならない」と2台のスープラの仕上がりを注視していくようです。

次戦は、7月27、28日(土、日)に北海道・十勝スピードウェイで開催される2019 D1GP HOKKAIDO DRIFT Rd.3/Rd.4です。

(写真・文:栗原 淳)