【2019D1GP】第2戦、雨の筑波連戦でGRスープラは苦戦を強いられる!

●非常にハイレベルな単走決勝
やや小雨の中で行われた単走決勝。どの出場ドライバーも前日と酷似している状況なだけにスピードも角度も攻めにはいったドリフトを披露していきます。開幕戦は15位通過だった「GR Supra MONSTER Edition」の斎藤太吾選手も果敢な走りで前日より点数を伸ばし、94.58点を記録しましたが20位とベスト16に進めず。

タイヤのマッチングが良くないのか低速域からのトラクションが悪く加速できていないようにも見えました。斎藤太吾選手のGRスープラに搭載されている2JZには、ターボ圧を常に高く保つアンチラグシステムが搭載されています。なので「レスポンスが良すぎてタイヤがそれに追いついていなかった」のではと感じられました。

一方の川畑真人選手が操る「Team TOYO TIRES GR DRIFT」は、開幕戦とセッティングを変えずに単走に臨みました。1本目、スタートの高速S字を勢いよくスピードと大きなドリフトアングルを付けて通過したものの1コーナーはラインを外してしまい、ヘアピン手前のS字の振り返しでハーフスピン。

立て直したものの90.58点ともう後がない状況に。しかしそこは川畑選手。2本目ではややアングルを抑え、速度とラインをきっちりと決めたドリフトで96.56点、最終的に単走決勝は7位となり無事追走トーナメント進出となりました。

単走決勝のベスト3は

1位:日比野哲也選手/SunRISE hibinojyuku S14 SILVIA/98.03点

2位:小橋正典選手/TeamORANGE シルビアS15-2JZ/97.82点

3位:横井昌志選手/D-MAX S15 SILVIA/97.77点