■後輪駆動重視の4WD採用で0-100km/h加速は3.2秒を達成!
2018年11月に日本デビューを果たしたBMW 8シリーズ クーペは、7シリーズなどと同じプラットフォームを使い、ワイド&ローの大型ラグジュアリークーペに仕立てられています。
「M」の名が冠された新型「M8」は、本格的なサーキット走行に加えて、公道走行を可能としたBMW Mシリーズの最上級クーペです。2019年6月25日から受注が開始され、12月以降順次納車をスタートします。価格はBMW M8が2230万円、BMW M8 Competitionが2433万円です。
(写真はすべてM8 Competition)
ボディサイズは全長4867×全幅1907×全高1362mm、ホイールベースは2827mm。パワートレーンは、M社が開発したエンジンの中でも最もパワフルな4.4L V8 Mツインパワーターボに、ドライブロジック付8速Mステップトロニック、4WDのM xDriveが組み合わされています。
自慢のV8ターボには、直噴システムを最大350barまで高めることで、高効率な燃焼を可能にしているほか、サーキット走行を想定し、オイル供給用に小型のオイルチャンバーを搭載することで、横方向、前後方向に強い負荷がかかる状態でもオイルが供給できる仕掛けも用意されています。
上級の「M8 Competition」には、専用チューンが施されたエンジンを搭載。最高出力は625ps/6000rpm、最大トルク750Nm/1800-5800rpmという圧倒的なスペックで、0-100km/h加速は3.2秒を達成。また、極めて硬いエンジンマウントを採用することで、より直接的な動力伝達が可能になるそうです。