【新車】新開発の直列6気筒ターボを積む「BMW X3 M/X4 M」は510PS/600NmのモンスターSUV

新型BMW X3 M、新型BMW X4 Mには、BMW M社による新開発の直列6気筒エンジンが搭載されています。シリンダーヘッドのヘッドコアの成形型には、3Dプリント技術が初採用され、従来の金属加工技術では困難だった複雑な形状成形が可能になったそう。さらなる軽量化を実現しただけでなく、クーラントダクトを自由に配置することができるようになり、より効率的な温度管理が可能に。

また、燃料をエンジンの燃焼室に吹き込む高圧インジェクションの噴出圧力が従来の200barから350barに高められたことで、空気と燃料の混合効率が向上し、燃焼効率を大幅に改善したそうです。

エクステリアは、BMW X3、BMW X4をベースに、Mモデルらしくアグレッシブでスポーティな仕立てになっています。キドニーグリルは、Mモデルを象徴するダブルバーが採用され、エクステリアミラーは、空力性能を向上させるダブルリッジデザインのMミラー、さらにサイドギルにはMロゴを配置。そして、Mモデルらしい、刺激的なサウンドを響かせる4本の直径100mmのブラック仕様テールパイプを備えた、Mスポーツエキゾーストシステムが採用されています。

一方の室内は、Mマルチファンクションシートが標準装備され、高いホールド感を備えながら、ヘッドレストにイルミネーション付きのMエンブレムが施され、デザイン性と機能性を併せ持った仕立てになっています。

先進安全装備の「ドライビング・アシスト・プラス」は、ルームミラー内にステレオカメラを内蔵し、さらに、ミリ波レーダーセンサーを前方に3基、後方に2基装備することで、日常走行域での急停止や飛び出し等を瞬時に判断し、警告。さらに、夜間や悪天候下でも安定して検知して警告し、安全をサポートします。

また、高速走行時や渋滞時に安定した走行を継続しやすいようにサポートする機能も装備され、安全性と利便性を向上。アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニングが用意されています。

価格は、「BMW X3 M」が12,680,000円(税込み8%)、12,920,000円(税込み10%)、「BMW X3 M Competition」が13,680,000円(税込み8%)、13,940,000円(税込み10%)。

「BMW X4 M」が12,990,000円(税込み8%)、13,240,000円(税込み10%)、「BMW X4 M Competition」が13,990,000円(税込み8%)、14,250,000円(税込み10%)です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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