ルノー カングー クルールが200台限定で発売。美人アーティストのイラストで彩られたアート車も注目 

●南フランスの空と海をイメージした水色は人気沸騰の予感!

登場するたびに様々なボディカラーで我々をワクワクさせてくれる限定車「ルノー カングー クルール」。その最新モデルが、6月13日から限定200台で販売されることになりました。価格は2,599,000円です。

今回のボディカラーは「ブルードラジェ」という水色です。これは南フランスで人気の高級リゾート地、サントロペの爽やかな空と澄み切った海をイメージしたものだとか。実車をこの目で見てきたのですが、アクティブなイメージの強いカングーと、爽やかな水色のコンビネーションは抜群。これは女性からも人気が出そうなボディカラーです。

ベースとなっているのは、「カングー ゼン EDC」です。このクルールでは専用ボディカラーのほか、フロントグリルブレードもボディ同色となります。また、フロントバンパーとリヤバンパー、ドアミラーがブラックとなっているもの特徴です。

毎回、発売されるたびにあっという間に売り切れてしまうことの多いクルールですが、今回は発売日から一定期間購入の申し込みを受け付け、申し込みが販売台数を上回った場合は抽選販売となります。

●フランス人女性アーティストが書き下ろした風景イラスト入りアート作品を展示

今回、ルノージャポンではおもしろい取り組みも行なっていました。
2019年6月7日から7月13日の間、横浜では「横浜フランス月間」というイベントが開催されています。ルノージャポンはこの横浜フランス月間を協賛しているのですが、そこで展覧会を開催するフランス人アーティストのローランス・ベンツさんが、カングー クルールのために風景イラストを書き起こしてくれました。そして、そのイラストがガラス前面に貼り付けられたカングー クルールがアート作品として、6月7日の1日のみ展示されていたのです。

ウインドウ面積が大きいカングーにぴったりの試みです。鮮やかな色彩感覚でサントロペの風景が彩られたイラストを見ていると、思わずホッコリしてしまいますね。

右側に描かれた女性は、ベンツさんご自身だそうです。

ベンツさんによると、今回のイラストのポイントは「空と雲」とのこと。ちなみにイラストはコンピューターを使って描いているそうです。

カングーは、フランスではほとんどが商用車として使われているます。カングーをオシャレに乗りこなしているのは、日本だけ。クルールも日本の独自企画で、「こういうボディカラーがほしい!」というルノージャポンのリクエストを受けて、フランス本国側が特別に生産してくれる限定車です。カングーがどれだけ日本人に愛されているか、その証の一つがクルールというわけなのです。

【主要諸元】
ルノー カングー クルール

全長×全幅×全高:4,280×1,830×1,810mm
ホイールベース:2,700mm
車両重量:1,450kg
エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ
総排気量:1,197cc
最高出力:115ps(84kW)/4,500rpm
最大トルク:190Nm(19.4kgm)/1,750rpm
トランスミッション:6速DCT
タイヤサイズ:195/65R15
燃費:14.7km/L(JC08モード)
価格:2,599,000円(200台限定)

(長野達郎)