●「SKYACTIVE-eSYNC」は電動化技術の総称で、「M HYBRID」を搭載
Mazda3の主要諸元表を見ていると、まだ認可が下りていないこともあり、「SKYACTIVE-X」のパワートレーン系のスペックは未定になっています。一方の主要装備表には「X(SKYACTIVE-X)」に搭載される装備や技術が掲載されています。
主要装備表の「シャーシ&メカニズム」の欄を確認すると「SKYACTIVE-eSYNC(スカイアクティブ イーシンク)/M HYBRID」とあります。2.0Lの新世代ガソリンエンジンである「SKYACTIVE-X」には、火花点火制御圧縮着火の「SPCCI」のほかに、東芝製のリチウムイオン二次電池である「SCiB」を採用した「M Hybrid」が搭載されます。
「SKYACTIVE-eSYNC」は、現時点でのカタログやプレスリリース、プレス向け資料などにも記載がなく、マツダ広報部に確認したところ、「燃費改善、加速性能向上に寄与する、ドライブトレイン、モーターなどを協調制御するマツダの電動化技術の総称」とのこと。
つまり、「SKYACTIVE-eSYNC」の1つの技術としてMazda3の「SKYACTIVE-X」搭載車には「M HYBRID」が採用されていることになります。今後も「SKYACTIVE-eSYNC」のもと「M HYBRID」以外の電動化技術が採用される可能性があると思われます。
(塚田勝弘)