新田選手のGT300最多優勝記録が「22」に更新
5月最後の日曜日となった26日、スーパーGT第3戦「SUZUKA 300km RACE」決勝が鈴鹿サーキットで開催されました。
GT300クラスでは、スタート直後から至る所でバトルが展開される中、フロントローからスタートした#25 HOPPY 86 MC・佐藤公哉選手と#96 K-tunes RC F GT3・新田守男選手がレースを引っ張って行きます。
3番手スタートの#5 ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号・平木湧也選手は1周目で#61 SUBARU BRZ R&D SPORT・山内秀輝選手と#10 GANER TANAX triple a GT-R・星野一樹選手に、そして2周目には8番手スタートからジャンプアップしてきた#360 RUNUP RIVAUX GT-R・青木孝行選手にもパスされ、クラス6番手まで順位を落としてしまいます。
17周目でおきたクラッシュ車両回収のために導入されたセーフティカーランが解除された22周目、GT300クラスの先陣をきって25号車と5号車がピットイン。大方の予想通り25号車はタイヤ無交換で戦列に復帰します。
各車ルーティンのピットストップを消化したところでのトップは25号車、それに96号車、そしてこちらもタイヤ無交換が奏功し順位を取り戻した5号車がこれに続きます。
そして残り周回も10周を残した終盤の42周目、96号車・阪口晴南選手が25号車・松井孝允選手をパスしトップに浮上!そのままチェッカーを受け、開幕戦岡山に続くシーズン2勝目を獲得しました。
K-tunesとしては、昨年ここ鈴鹿でのレースが300kmとなってからの2連勝、またハーフポイントとなった開幕戦岡山に続く今季2勝目となり、新田守男選手の持つGT300最多優勝記録を22勝に伸ばしました。
レース後、ポイントリーダーになった事を会見で知った新田選手は、「このままシリーズが終わってくれれば最高ですね」と、報道陣から爆笑を奪いつつも「この後は不得意なコースがあるので、最終戦までにリードを作れるようなレースをしていきたい」とコメント。
阪口選手も「(このチームは)自分が加入する前から、優勝かノーポイントかっていうレースをしてきているので、毎戦しっかりポイントを持ち帰りたい。RC F GT3とブリヂストンタイヤのパッケージは雨に強いので、苦手なコースで雨のレースになってほしい」と、こちらも能弁ぶりを披露した会見となりました。
次戦はシーズン折返しとなる第4戦、唯一の海外戦となる初夏のタイはブリーラムで開催されます。最多勝利男とGT参戦1年目のルーキーがどんな戦い方を見せてくれるのか、注目していきましょう。
(H@ty)