2016年(平成28年)の最大のトピックスはNSXがハイブリッドスポーツカーとして復活したことでしょう。そのほかではSUVで1番人気となっているトヨタC-HR、ミニバンのヒットモデル日産セレナ、そしてニッチなリッタカーのハイトワゴンをメジャーにしたトヨタルーミー・タンク、ダイハツトールが登場しました。その中で取り上げる1台は日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーに輝いたスバルインプレッサスポーツです。
2016年10月にフルモデルチェンジを行い5代目のインプレッサスポーツが登場。新開発のSGP(スバルグローバルプラットフォーム)を採用し、走行性能とともに安全性を向上させています。
搭載されているエンジンは部品を大幅に見直した2L水平対向4気筒と1.6L水平対向4気筒のともに自然吸気エンジン。組み合わされるトランスミッションはCVTのみです。従来モデルと異なり4WDだけでなく、FF車でも運転支援システムのアイサイトが装備されています。
現行型インプレッサスポーツの中古車の現在の流通台数は約224台で、3カ月前の約250台からわずかに減少傾向となっています。一方の平均価格は3カ月前が約205万円でしたが、現在は約200万円と緩やかに値落ちしています。しかし平均走行距離は1.4万kmで横這いとなっていますので、走行距離と相場はあまりリンクしていない模様です。
現行型インプレッサスポーツの中古車価格帯は約116万〜約258万円(応談を除く)で、200万円以上の高額物件は走行距離の少ないクルマばかり。最新の運転支援システムアイサイトが装着されてこの価格は魅力です。グレードは1.6iLアイサイトが多いですが、オススメは高速走行でストレスの少ない2L車です。
(萩原文博)