【SUPER GT 2019】令和初のスーパーGTは、日産勢が両クラスでポールを獲得!

●日産・GT-RがGT500・GT300でポールポジションを獲得!

元号が令和に改まって初めてのSUPER GTである「2019 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE」が5月3,4日に富士スピードウェイで開催されています。

5月3日には予選が行われ、GT300・GT500の両クラスのポールポジションを日産勢が独占しました!

GT300クラスは、56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが参戦2戦目でクラス初ポールを獲得。

このチームは、KONDO RACINGが日産自動車大学校とともにメカニックなどの若手育成を目的としたチーム。2018シーズンまでスーパー耐久シリーズのST-Xクラスに参戦していましたが、2019シーズンからSUPER GTのGT300に参戦を開始。

指導する立場のプロはいますが、レースメカニックはほとんどが日産自動車大学校の学生というのがこのチーム。国内のレースで最も難易度が高いSUPER GTの現場を体験し、その学生たちを優秀なメカニックとして育成するためのチームなのですが、やっていることはプロそのもの。

そのリアライズ 日産自動車大学校 GT-RがQ2に進出、そんな学生たちの夢を乗せて平峰一貴選手が予選Q2をアタック!

1分35秒871というタイムをたたき出しポールポジションを獲得します。この予選で35秒台を出したのはリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rだけ。

リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rを率いる近藤真彦監督もかなりのご満悦の様子。またGT300予選の上位3台をヨコハマタイヤが独占、上位10台のうち8台がヨコハマタイヤとなり、ブリヂストン一強だったここ最近のSUPER GTに新しい風を吹かせています。

GT500クラスはMOTUL AUTECH GT-Rがポールポジションを獲得。Q2を担当したロニー・クインタレッリ選手が1分26秒871というコースレコードを樹立してのポールポジションです。

松田次生選手や鈴木豊監督もピットへ戻るロニー・クインタレッリ選手を出迎えガッチリと握手!

この結果、富士500kmレースのポールポジションを両クラスとも日産・GT-Rが占めるという快挙がなされたのです。

決勝レースは5月4日の14時30分スタート。500㎞という長丁場でどんなドラマが生まれるのでしょうか。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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