日本最速は三重県! 国体出場を賭けた「グランツーリスモSPORT」オンライン予選の結果が判明!

■各都道府県の上位20名は代表決定戦に進出

●2分切りはプロレーサーでも苦戦!

4月1日から、日本中のお茶の間や子供部屋で続いてきた戦いが4月21日に終了しました。それが「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」出場を賭けた『グランツーリスモSPORT』のオンライン予選。鈴鹿サーキットを舞台にしたGr.3マシン(GT3マシンに相当)によるタイムトライアルでしたが、いやー、すごいラップタイムが記録されました。

今度の大会は一般の部(18歳以上)と少年の部(6歳以上~18歳未満)に分かれるのですが、それぞれの日本最速タイムは三重県(1分57秒517)と神奈川県(1分57秒767)。筆者の知るグランツーリスモ好きのレーシングドライバーが2分切りに苦戦していましたから、そのレベルの高さは想像いただけるかと思います。ちなみに本物の鈴鹿サーキットの同クラスのコースレコードが1分55秒531(レクサスRC F GT3/中山雄一)なので、グランツーリスモのシミュレーション能力もかなりのものですよね。

さて、今後の展開ですが、5月11日の沖縄県を皮切りに、全国12地域で都道府県代表決定戦が行われます。この決定戦は前述したオンライン予選で、各都道府県の上位20名に食い込んだ選手(2部門計40名)が出場するもので、ここで勝ち残った2名(2部門計4名)が、いよいよ10月に茨城県つくば市で開催される本大会へエントリーするわけです。

初の国体イベントで勝利するグランツーリスモの達人ははたして誰か? この動きからは当分目が離せそうもありません!

(文:角田伸幸)

【関連リンク】

・「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」競技タイトル『グランツーリスモSPORT』公式サイト
https://www.jp.playstation.com/events/gran-turismo-sport-kokutai2019/

・全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI
https://jesu.or.jp/ibaraki2019/

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
続きを見る
閉じる