レクサス初のミニバン「LM」。発売はいつから? 日本で売るの?【上海国際モーターショー2019】

●販売地域は中国や東南アジアが中心。果たして日本は?

「レクサス初のミニバン」として上海で世界初公開された「レクサスLM」。ベースはトヨタ・アルファード/ヴェルファイアで、そこに専用のエクステリアとラグジュアリーな仕立てを施して、レクサス化したモデルです。

展示車両は2列シート4人乗り(ほかに3列シート7人乗りも用意される)で、1列目と2列目を区切るパーティションや、大きく豪華なリヤシートはラグジュアリーリムジンそのもの。いうまでもありませんが、このレクサスLMはドライバーのためでなく、運転手付きのクルマで後席移動するVIPのためのクルマですね。

LMは「ラグジュアリー・ムーバー」の略なのだそうで。パワートレインはハイブリッドとV6ガソリンが用意されます。

さて、そんなレクサスLMで気になるのは、果たして日本発売があるのか?という部分。現地でチーフエンジニアや広報担当者に確認したところ、「現時点では日本発売の予定はありません」とのこと。販売されるのは中国や香港、そして東南アジアなどになるようです。発売は2020年前半からとか。

生産はすべて日本。外野的には「日本でも爆発的に売れること間違いなし」と思ったりするし、日本仕様を作ることはメカニズム的には問題ないのですが、レクサス内でいろんな考えがあるのでしょう。

日本仕様の登場が待ちきれないという人は、右ハンドルとして販売されるタイ仕様やインドネシア仕様を並行輸入しましょうかね。

(工藤貴宏)

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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