●「充電時間半減」がEV販売増に寄与? 新システムの構築を急ぐテスラ
米・テスラが電力供給能力を倍増させた新型急速充電システム「V3スーパーチャージャー」を開発しました。
充電開始前に車両側のバッテリーを最適な温度に予熱しておくことで、「モデル3」の充電時間をわずか15分に短縮することに成功したそうです。
これにより、1日当たりの充電可能台数が倍増。4月から北米で運用を開始し、第4四半期(10−12月)に欧州・アジア太平洋地域でも提供を開始する計画のようです。
同社ではEVの普及を加速させるためには充電時間短縮が不可欠としており、「モデル3 ロングレンジ」の場合、5分の充電で約120km走行可能となる模様。
テスラは北米・欧州・アジアにこれまで1.2万基以上の急速充電システムを配備しており、年内には新型機への移行が完了する予定。
今後、数カ月のうちに「モデルS」や「モデルX」についてもソフトウェアの更新により充電速度を向上させるそうで、競合他社がEVのラインナップを拡充させるなか、「充電時間半減」がもたらすテスラのEV販売増への寄与度が注目されます。
(Avanti Yasunori・画像:Tesla)
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