●新しいAMGフェイスにチェンジ、最新の「AMG GT」シリーズであることをアピール
4ドアクーペの「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」が2019年2月14日に発表されました。同日、2ドア版の「メルセデスAMG GT」シリーズもフェイスリフトを含む改良を受けています。
さらに、2ドアには日本限定20台の「メルセデスAMG GT R PRO」も設定。こちらは新設計のAMG コイルオーバーサスペンション 、カーボンファイバー製コンポーネントが採用された最もハードなモデルで、公道走行可能なレーシング仕様といえるモデルになっています。
新型「メルセデスAMG GT」には、4ドアクーペ仕様と同じデザインのLEDハイパフォーマンスヘッドライトを採用。新しいAMGフェイスにチェンジすることで、最新の「AMG GT」シリーズであることがすぐにわかります。アロー形状のポジショニングライト&ウインカー、3つのリフレクターのハイ&ロービーム、すべての光源にLEDを採用し、明るくクリアな視界と高い非視認性が確保されています。
リヤのデザインも刷新されていて、ブラックのディフューザーは「AMG GT」「AMG GT S」と「AMG GT C」のためにデザインされています。エグゾーストエンドは、2つの円形となるデュアル・ツインエグゾーストエンドを採用。「AMG GT S」と「AMG GT C」は、スクエア型のデュアル・ツインエグゾーストエンドが用意されています。
「AMG GT R」には、センターバーを備えた大型エグゾーストエンドがリヤの中央に配置され、その左右にも、ブラックのエグゾーストエンドがディフューザー内に2本追加されています。
内装では、高精細の12.3インチのコックピットディスプレイ、10.25インチのマルチファンクションディスプレイをセンターコンソールが目を惹きます。 コックピットディスプレイは、AMG独自の「クラシック」「スポーティ」「スーパースポーツ」の3種類から好みのデザインをチョイスできます。
ステアリングも最新デザインに変更されたのに加えて、ステアリングホイールから手を離さずに走行モードを変更することができる「AMGドライブ コントロールスイッチ」を装備。スポークの根元に位置するボタンはコンフォート、 スポーツ、スポーツプラス、レース、インディビジュアル、スリッパリーなど、「AMG DYNAMIC SELECT」の走行モードを選択することが可能。さらにエグゾースト、サスペンション、 マニュアルモード、ESPなどの調整を行うことができます。
搭載されるエンジンは、AMG 4.0L V8直噴ツインターボの「M178」で、「GT」は最高出力350 kW/476 PS、最大トルク630Nm。「GT S」は384kW/522PS、670Nm。「GT C」は410kW/557PS、680Nm。そして「GT R」は430kW/585PS、700Nm。
さらに、新型AMG GTには、ドライブプログラムの新機能として「AMG DYNAMICS」が装備されています。センターコンソールにある「AMG DYNAMIC SELECT」により状況や好みに応じて設定が可能。各ドライブモードではエンジンとトランスミッション、サスペンション、エグゾースト、ステアリングの制御が変更可能なほか、各モードに自動選択される「ベーシック」「アドバンスト」「プロ」「マスター」の4つのモードがあり、ESP(横滑り防止装置)などの制御を変更できます。
ほかにも「レーダーセーフティパッケージ」の進化や、テレマティクスサービスの「Mercedes me connect」を用意するなど、ドライバーエイド、サポート機能も充実しています。
価格帯は、クーペモデルが16,450,000円〜23,820,000円、ロードスターが17,880,000円〜23,090,000円。なお、GT Rはクーペボディのみの設定です。20台限定の「メルセデスAMG GT R PRO」は29,000,000円です。
(塚田勝弘)
※今回発表された「AMG GT」の報道資料の記載に一部間違いがありましたので、当記事の訂正をいたしました。
正:LEDハイパフォーマンスヘッドライト
誤:マルチビームLEDヘッドライト
(2019年2月15日13:08/クリッカー編集部)
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