【グランド チェロキー雪上試乗】ジープの最上級SUVはアメリカンなフィールで安心感もハイクラス

●V6モデルでも低速域から太いトルクを感じるアメリカンなフィールを感じられる

ジープ・ラインナップの頂点にあるモデル、グランド チェロキー。その上級グレードのサミットに雪上で乗りましたので報告します。

ボディサイズは全長4880・全幅1945mm・全高1805mmとたっぷりしたもの。価格は675万円となります。

エクステリアでの特徴としては、ジープブランド共通の7スロットグリルのほか、LEDのフロントフォグ&デイタイムランニングライトを採用した特徴的な顔つきが挙げられます。また各ホイールアーチが半円型ではなく台型になっているのもジープ・ブランドのアイデンティティです。

サミットではポリッシュ仕上げの20インチアルミホイールと265/50R20オールシーズンタイヤが装着されます。

搭載されているエンジンはV型6気筒3604ccユニット。最高出力290ps/6400rpm・最大トルク35.4kgm/4000rpmとなります。

インパネや操作系はアメ車らしい大らかなデザイン。ギアセレクターレバーは自動車というよりもクルーザーや飛行機の操縦桿といった風情で、独特の世界観があります。

前後席周りの空間は広く、非常にゆったりしたスペースとなっています。

実際に雪道を走ります。グランド チェロキーには走行モード選択スイッチが備わっており、スノー、サンド、マッド、ロック、スポーツ、オートからモードを選べます。今回はスノーをセレクトしました。

コーナリングの際、ハンドルの切り始めこそ低ミュー路ゆえの応答遅れを感じますが、すぐさま4輪グリップを最適化する制御が働きます。このためまったく不安なく特設コースを走り抜けることができました。

グランド チェロキーシリーズには他にV8エンジン搭載モデルも用意されています。が、このV6でも低速域から太いトルクを出してくれるフィールに、アメリカらしさ感じることができましたよ。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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