【新車】新型リチウムイオン電池搭載で航続可能距離を伸長したBMW i3が発売

●新型i3の航続距離はピュアEVが360km、レンジエクステンダー付が466km

BMW i3は全長4,020×全幅1,775×全高1,550mmというサイズで、Bセグメント以上、Cセグメント未満といえるサイズ。ピュアEV版とレンジエクステンダー付モデルが用意されています。

ドイツ本国などでは、i3のコンセプト・本質が理解されていてピュアEV版の比率がかなり高いそう。一方の日本では充電切れへの懸念や、BMW i3登場時はレンジエクステンダー付モデルの方がCEV補助金が高かったということもあり(現在はピュアEV版の方が高い)、圧倒的に後者の方が売れています。

2019年2月6日、新型のバッテリーを搭載することで、最大航続距離466kmを実現した「BMW i3新型バッテリー(120Ah)」の発売が開始されました。なお、ピュアEVモデル、レンジエクステンダー付モデルともに設定されています。

新型リチウムイオンバッテリーは容量が約30%拡大し、総電力量は33kWhから42kWhに増加。1回の充電走行可能距離は、新燃料消費率基準であるWLTCモードで360km、さらにレンジエクステンダー装備車では466kmを達成。

なお、466kmという数値は、295km (EV走行換算距離) + 19km/L (ハイブリッド燃料消費率/国土交通省審査値:WLTCモード) x 9L (タンク容量)で試算されています。

新型バッテリー(120Ah)の搭載により、都市型モビリティとしての実用性をより高めただけでなく、モーターによるレスポンスの良さ、最大出力125kW/170ps・最大トルク250Nmを発揮。時速100kmまで7.3秒(欧州仕様値)で加速するなど、BMWらしいスポーティな走りを実現したそう。

さらに、「インテリア・デザイン・オプション」として、標準装備のクールで洗練された印象の「ATELIER(アトリエ)」に加えて、モダンでナチュラルな「LODGE(ロッジ)」、上質かつ高級感あふれる「SUITE(スイート)」の3つもラインナップされています。価格はBMW i3が5,430,000円、BMW i3レンジエクステンダー装着車が5,920,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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